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岡山大学 耳鼻咽喉・頭頸部外科Department of Otolaryngology–Head and Neck Surgery

学生・研修医の皆さんへFor Students & Residents

先輩からのメッセージ

富永 祐一郎 (2021年 岡山大学卒)

現職:広島市民病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 研修医
略歴:2021年 岡山大学卒業

耳鼻咽喉・頭頸部外科医になろうと決めたきっかけ

 子どもの頃からラジオや音楽など「耳と声」にまつわるものが好きで、自然と「聴覚や音声」を扱う耳鼻科に惹かれていました。
 学生実習や初期研修を通じて、耳鼻科の疾患領域の幅広さに驚きました。腫瘍や感染症、アレルギーなど患者数が多い主要疾患を診ることができ、生まれて数日の乳児から100歳を超えるご高齢の方まで診療する耳鼻科の奥深さを実感しました。
 さらに、気道閉塞といった緊急疾患から、聴覚・嗅覚・味覚といったQOLを支える感覚まで、多彩な領域を診療できることに魅力を感じ、「ここしかない!」と耳鼻科医を目指す決心をしました。

岡山大学の耳鼻科に入局したきっかけ

 中高生の頃から漠然と研究への憧れがあり、基礎研究や海外留学の経験が豊富な先輩が多い岡山大学耳鼻科は非常に魅力的でした。実際に入局2年目に、世界最大規模の耳科学会で発表する機会に恵まれました。国内外の最先端の研究に触れ、まさに刺激的な体験となりました。
 希望があれば複数県にまたがる関連病院で様々な経験を積めることも魅力の一つです。

入局してよかったこと

 岡山大学病院耳鼻科には、各分野のエキスパートがそろっています。
 さらに、耳鼻科の特徴として「独り立ちが早い」という魅力があります。入局1年目から執刀医として手術を経験できるため、成長スピードを実感しています。
 耳鼻科は専門性が高く他科の先生から頼りにされる一方で、その専門性の高さゆえに理解されない場面もあります(耳垢が出せなくて鼓膜の奥に腫瘍ができる!?、耳小骨って再建できるの!?etc.)。
 また、面倒見の良い先生方ばかりで、困ったときには親身になって教えてくれますし、和気あいあいとした環境で毎日が充実しています。

皆さんへのメッセージ

 耳鼻咽喉科は幅広い診療も手術も研究も全部やりたい、という人にも、一つの道を究めたい、という人にも合う科です。ぜひ耳鼻科のある病院で初期研修をして、実際に耳鼻科を回ってみてください。耳鼻科志望でなくても、「気道に強くなりたい!」「ファイバーを使えるようになりたい!」「自分の花粉症を何とかしたい!」など、理由は何でも大歓迎です。一緒に働ける日を楽しみにしています!