LD-1
(平成13年4月1日より 中止)
臨床的意義
乳酸脱水素酵素(Lactate Dehydrogenase; LD)は、H(心筋)型およびM(骨格筋)型の2種類のサブユニットから構成される4量体で、その組み合わせによりLD1(H4),
LD2(H3M1), LD3(H2M2), LD4(H1M3), LD5(M4)の5種類のアイソザイムがある。これらは生体内の各組織に広く分布しているが、心筋にはLD1が多く存在するために心筋梗塞の有用な指標の一つとなる。LD1は、LDアイソザイムとして電気泳動法等で測定できるが、自動分析器により迅速定量する方法である。
高値疾患: 心筋梗塞
測定方法: 酵素法
測定機器 : 日立7170自動分析装置
測定試薬: 国際試薬
基準範囲: 70〜125 IU/l
採取容器:茶)生化学一般用分離剤入り試験管
関連項目
LD(LDH)
LDHアイソザイム