ヒト心臓由来脂肪酸結合蛋白(H-FABP)

測定法: ラテックス凝集法(平成24年7月6日より)
           
ELISA法 (平成24年7月5日まで)

外注会社:SRL

臨床的意義
 
心臓由来脂肪酸結合蛋白(H-FABP)は脂肪酸の運搬・緩衝に携わる低分子可溶性蛋白質で細胞質に存在し、脂肪酸を主エネルギー源とする心筋での含有量は骨格筋に比し圧倒的に多い。H-FABPは心筋梗塞発症早期から高い有病正診率を示し、また再潅流の指標、心筋梗塞サイズの定量指標、ならびに心臓手術時における心筋傷害程度の判定指標としての利用をはじめ、心筋に傷害をきたし得る病態の評価判定などへの応用が期待できる。

高値疾患: 急性心筋梗塞、狭心症、急性心筋炎、解離性大動脈瘤、多発性筋炎

基準値: 0〜6.1 ng/mL

相関(平成24年7月6日)
現試薬と新試薬の比較



 
























 

採取容器:茶)生化学一般用分離剤入り試験管

関連項目

ミオグロビン(Mb)
CK-MB
心筋トロポニンT(TnT)

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