チーム医療

PERIO(周術期管理センター)

目的

人工呼吸器関連肺炎,術後肺炎を予防し、入院日数やICU滞在日数の減少を目指しています。
 (疾患の背景を含む)

対象

周術期全般において口腔機能管理が必要な患者様、手術前日の経口気管挿管予定患者(プラークフリー)

日時

  • 病棟往診・・・随時
  • プラークフリー ・・・(月)~(金)の午後

方法・流れ

  • カルテチェック
  • 患者様への説明
  • 歯科医師による口腔内診査
  • マウスプロテクター着脱練習
  • 歯科衛生士による専門的口腔衛生処置(プラークフリー:歯石除去・PMTC・ブラッシング指導・義歯洗浄など)

歯科衛生士の役割

周術期全般における専門的口腔衛生管理、口腔衛生指導

担当歯科衛生士

  • (月)高馬・大森
  • (火)千神・小倉
  • (水)佐々木・蟻正
  • (木)梶谷・吉田
  • (金)三浦・髙橋

頭頚部がんセンター 歯科部門 口腔ケアチーム

目的

頭頚部がん治療(手術・化学療法・放射線療法)の中で、化学療法、放射線療法では、口腔粘膜炎等の口の中のトラブルが高率に発生します。また口の中に「がん」が出来ると患者様ご自身での歯磨きが困難になりやすくなります。

歯科衛生士は術前・術中・術後にお口のケアを行い、お口の中の細菌量を可能な限り減らし口の中のトラブルの予防改善に努めています。

対象

  • 耳鼻咽喉科病棟入院患者様および退院後の患者様。
  • 口腔外科再建系より予防歯科に紹介された患者様。

日時

  • 《外来》予約時、予防歯科・むし歯科にて処置。
  • 《病棟》火曜日午前中に往診。随時病棟往診

方法・流れ

  • 外来患者:歯科衛生実地指導
  • 入院患者:口腔感染管理・口腔衛生管理

歯科衛生士の役割

  • 患者さんのセルフケアの確立(口腔感染管理・口腔衛生管理)
  • 放射線療法・化学療法による副作用に対して、プロフェッショナルケアを行い副作用の軽減を図る。
  • 口腔ケアを行うことで入院中・術後の発熱の軽減を図る。
  • 患者さんの心理ケアのサポート
  • フッ化物塗布を行うことで、う蝕罹患率の低下を図る。

担当歯科衛生士

  • 佐々木 禎子
  • 梶谷 明子
  • 藤代 万由
  • 吉田 陽子

糖尿病センター

目的

糖尿病には大血管疾患や小血管疾患等,様々な合併症が発症します。 その合併症の中で,歯周病は第6の合併症として位置づけられていますが,世間一般にはその情報は周知されていないのが現状です。

本チームは,糖尿病の病態や歯周病を含めた様々な合併症やその治療方法,生活上の注意点についてお話をさせて頂きます。

対象

  • 糖尿病患者様およびそのご家族

日時

平日14:30~15:30 2週間1クール制(歯科の担当日:隔週木曜日)

方法・流れ

入院棟西7階カンファレンスルームにてスライドによる集団指導

歯科衛生士の役割

歯科衛生士は,歯周科の歯科医師とともに糖尿病と歯周病の関連性,歯周病の病態やセルフケアの方法についてお話をさせて頂きます。また世界糖尿病デーにあわせて,11月に院内で開催される糖尿病週間イベントでは,医師や看護師など他職種のスタッフとともにポスター展示等の催しをしております。

担当歯科衛生士

  • 千神 八重子
  • 蟻正 桂子
  • 髙橋 麻里子

NST(栄養サポートチーム)

目的

岡山大学病院栄養サポートチーム(NST)は、直接患者様の診療にあたる医師・看護師をはじめとして、食事の 摂取量や必要量を評価し調節して提供する管理栄養士、薬の管理をする薬剤師など各専門のスタッフ達がそれぞれの知識や技術を出し合い、低栄養など栄養管理が必要な患者さんにとって、一番良い方法で栄養支援をするチームのことです。

チーム一丸となって栄養の観点から医療サポートを研究する事を目的としています。

対象

  • 急性期疾患や長期入院中などの患者様

日時

  • 月曜日 08:30~, 14:00~ 回診
  • 火曜日 09:00~ カンファレンス・回診
        14:00~ カンファレンス
  • 水曜日 08:30~, 14:00~ 回診
        15:00~ カンファレンス
  • 金曜日 08:30~ 回診

方法・流れ

ミーティング・回診
  • 主治医から依頼のあった患者に対して栄養アセスメント
  • ディスカッション
  • 病棟回診(医師.担当看護師への伝達)

歯科衛生士の役割

  • 術前術後の口腔内の管理 
  • 術後に起こる嚥下障害による誤嚥性肺炎の防止のための嚥下訓練
  • 経口摂取への移行時の摂食.嚥下訓練.口腔清掃.指導
  • 味覚の改善.口腔機能の維持.向上の為の口腔ケア
  • 移植後の患者に感染予防のための口腔清掃

担当歯科衛生士

  • 高馬 由季子
  • 大森 裕子
  • 藤代 万由

褥瘡クリニックチーム

目的

褥瘡(床ずれ)のある患者様は治療と並行して、栄養状態を整えることも重要です。口腔ケアをきっかけに経口摂取に移行できるようなお口作りを目標とし、回診・口腔ケアを行っています。

対象

  • 病棟の入院患者で、褥創クリニックチームに紹介された患者様

日時

  • 毎週水曜 14:30~

方法・流れ

  1. 患者のカルテ内容の確認
  2.  
  3. 14:30~患者に関する情報交換・カンファレンス
  4.   
  5. 褥瘡の処置後に口腔ケアについて情報収集や口腔清掃のアドバイスを行う

歯科衛生士の役割

褥瘡の治療後、口腔ケア方法の確認や、口腔ケア相談を行います。

担当歯科衛生士

  • 横澤 恵美

ICU口腔ケアラウンドチーム

目的

ICU入室中に口腔内の感染源除去・誤嚥性肺炎・人工呼吸器関連肺炎の予防を目的とし病棟にもどる口腔内作りを目指す。

対象

  • 医療支援歯科治療部に受診歴がある患者様(PERIO患者様)
  • 医療支援歯科治療部に紹介がある入院中の患者様

※岡山大学病院に入院されている患者様が対象です。

日時

  • 東病棟ICU:毎週月曜日14:00頃
  • 総合診療棟ICU:毎週月曜日13:00頃

※場合によって時間・曜日の変更あり

方法・流れ

  • 患者様のカルテ確認
  • 口腔ケアの実施・セルフケア方法の確認
  • 看護師と口腔ケア方法の共有

歯科衛生士の役割

  • 患者様:発熱日数の減少
    誤嚥性肺炎の予防
    口腔感染症予防
    口腔衛生管理
  • 医療スタッフ:口腔内を専門的にケアする事により、ICU入室時の口腔ケアの問題を解決する
    口腔ケア時間の短縮
    一般病棟への早期転棟
    口腔関連リスクの軽減

担当歯科衛生士

  • 小倉 早妃
  • 橋本 美代子
  • 西山 由夏

母親教室

目的

妊娠期のホルモンバランスの変化と生活環境の変化に伴う母親の歯科疾患増加を予防します。

また生まれてくる子どもに対する歯科知識を提供します。

対象

  • 当院産科受診中の妊娠前期の妊婦

日時

  • 毎月第二金曜日14:00~15:30のうち14:45~15:30を担当

※当院産科の定める日時による

方法・流れ

パワーポイントの資料と模型と歯ブラシを使った保健指導(約20~30分)
質疑応答(約10~15分)

歯科衛生士の役割

妊婦と子どもの歯科疾患予防のための保健指導および妊娠中期での歯科受診をすすめる
産前・産後の歯科疾患予防および生まれた子どもに対する歯科情報の提供

担当歯科衛生士

  • 蟻正 桂子
  • 千神 八重子
  • 佐々木 禎子

小児医療センター

目的

移植や化学療法に伴う口腔内有害事象の予防、軽減を目指す。

患者様説明用パンフレット

対象

  • 造血幹細胞移植の患児
  • 大量化学療法予定の患児

日時

  • 毎週水曜日、金曜日13:00頃~ (※場合によって変更あり)

方法・流れ

  • カルテ確認
  • 口腔内観察、セルフケア方法の確認・指導
  • 看護師と情報の共有

歯科衛生士の役割

  • 移植や化学療法に際して口腔内トラブルを最小限に留め、無事に治療を遂行させる
  • 口腔有害事象対策

担当歯科衛生士

  • 吉田 陽子
  • 髙馬 由季子
  • 蟻正 桂子
  • 小倉 早妃

緩和ケアチーム

緩和ケアは,苦痛をやわらげることを目的に行われる医療的ケアで、がん治療の初期段階から、がん治療と一緒に受けられることが多いケアです。苦痛の中には,痛みや気持ちの辛さ,不安なども含まれます。

目的

がんと診断された患者様が感じる苦痛をやわらげ,できる限り治療を続けられるよう、できるだけ日々の生活がその人らしく送れるよう、病気と診断された早期から患者様やそのご家族をサポートさせて頂くことを目的としています。歯科衛生士は,口腔に関する不具合や不安などがあれば支援します。

対象

入院中の患者様に対し、痛みや身体の辛さなどの身体的症状の緩和、精神的な不安の緩和、食生活に関する不安の緩和,口腔管理についての不安や問題を緩和し援助,日常生活や社会復帰への援助、そして痛みを分かち合っているご家族への援助を行っています。

日時

他職種(医師 歯科医師 がん緩和ケア看護認 がん専門薬剤師 メディカルソーシャルワーカー 栄養士 臨床心理士 歯科衛生士)が集まり毎週1回 患者カンファレンスを開き,情報交換をしています。

教授を中心とした他職種(各専門科)のにより,入院患者の各病棟を訪問しています。そして患者さんとのコミュニケーションを大切にしています。

また,毎週1回,コ・メディカルカンファレンスを行い,患者支援に対してコ・メディカル間での情報提供や情報共有を行います。

方法・流れ

週1回の全体カンファレンスと週1回のコ・メディカルカンファレンスを行います。
 緩和ケア該当者の中で,口腔に関する不具合をお持ちの患者に対して,医科から歯科紹介がなされ,担当歯科医師と担当歯科衛生士が患者を訪問し,情報収集して対応策を患者とともに話し合います。

歯科衛生士の役割

口腔に関することで患者やご家族のかたが,何かお困りのことが生じた場合など,また,医師や緩和ケア看護認定看護師,がん専門薬剤師から,支援の依頼により,歯科医師の指示のもと,口腔保健指導や,疼痛緩和,口腔衛生管理を行っています。

具体的には、口腔機能の低下,口腔粘膜の痛みや,著しい口腔乾燥,歯や被せ物の不具合などに対して、患者様の容態や口腔の状況・環境に合わせたケアを提案し,実際にケアを行い患者様の口腔衛生管理に努めています。 

担当歯科衛生士

  • 杉浦 裕子
  • 高橋 麻里子
  • 梶谷 明子
  • 横澤 恵美

肝疾患サポートチーム

目的

歯科的アプローチをすることにより肝疾患予防と進行抑制の一助を担う。

対象

一般市民

日時

肝炎相談センターの定める日時による

方法・流れ

肝炎相談センターの依頼内容に都度合わせた方法・流れになる

歯科衛生士の役割

  • 肝疾患を生活習慣から予防するため口腔が関与する知識や生活上の注意点の情報提供。
  • 肝疾患から派生する歯科疾患予防に必要な知識の情報提供。

担当歯科衛生士

  • 三浦 留美
  • 蟻正 桂子
  • 大森 裕子
PAGE TOP