国立大学法人 岡山大学

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サンマルクホールディングス社長による特別講演会「地方における上場企業の意義と役割」を開催

2023年12月04日

 本学大学院社会文化科学研究科及び経済学部は11月30日、地元有力企業からその役割や戦略を学ぶことを目的とする特別講演会を創立五十周年記念館で開催し、学部生・大学院生を中心に約340人が参加しました。
 開会に先立ち、那須保友学長が「若い社長の話を聞いて起業家マインドを醸成し、地元で活躍する人材になってほしい」とあいさつしました。続いて、株式会社サンマルクホールディングスの藤川祐樹代表取締役社長が登壇し、地方創生や人材育成をテーマに「地方における上場企業の意義と役割」と題して講演。成熟した市場に独自の付加価値を付けて参入することで確実な成長を図っていることや、都市部から距離を置き地方に本社を置くことで流行にフィルターを掛け、失敗しない経営を行っていることなどを紹介しました。そして、地方に雇用を生み、岡山地域の魅力的な街づくりに貢献していきたいと語りました。また藤川社長は、学生時代には、アウトプットの練習、時間のかかることに取り組む、一生の友人を見つける、前頭葉を腐らせないことが大事であると訴え学生らにエールを送りました。
 質疑応答では「利益を増やしていくにはどうすればよいか?」という質問に対して藤川社長は、「セントラルキッチンを持たず、機動的にメニュー変更していける体制をとっている」、「客単価を上げるより、複数人席から一人席に変更し客数を増やす対策がいい」と回答するなど、活発な意見交換がなされました。
 閉会のあいさつでは、大学院社会文化科学研究科の遊佐徹研究科長が、サンマルクホールディングスの社員教育に佐藤一斎の『言志四録』が生かされていることに触れ、那須学長の本学運営理念「不易流行」との共通点を紹介しました。
 本学経済学系は、今後も地元経済界などと連携した教育研究活動を通して、地域社会を支える高度人材を育成していきます。

【本件問い合わせ先】 
大学院社会文化科学研究科等事務部
TEL:086-251-7340

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