国立大学法人 岡山大学

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車のカーボンニュートラルについて学ぶ特別講義と次世代バイオディーゼル車見学会を開催

2023年12月19日

 本学は12月13日、本学学生を対象としたカーボンニュートラル(CN)について学ぶ特別講義を行いました。本講義は、ひろしま自動車産学官連携推進会議(ひろ自連)、おかやま自動車要素技術共創コンソーシアム(ACCEL)、岡山県自動車関連企業ネットワーク(おか自ネット)の連携により開催し、学生に地域におけるCN実現に向けた取り組みや課題を知ってもらい、CNについての理解促進を図ることを目的としたもので、学生約80人が参加しました。
 当日は、中国経済産業局資源エネルギー環境部資源エネルギー環境課の岡田猛課長補佐が中国地域におけるカーボンニュートラルに向けた取り組みについて講演した後、ひろ自連パワーソース専門部会・エネルギー専門部会の河﨑豊氏が車のカーボンニュートラルの取り組みについて説明しました。講演終了後には、ミドリムシを用いたバイオ燃料で走る次世代バイオディーゼル車の実車見学会を行いました。
 参加した学生からは「電気自動車が必ずしもカーボンニュートラルに貢献するわけではなく、車の製造から廃棄、リサイクルに至るまでのライフサイクル全体で考えないといけないことを理解した」、「バイオ燃料といえばトウモロコシを連想するが、微細藻類が燃料に使えることを初めて知った」などの感想が寄せられました。
 本学は今後も、CNについての正しい理解を促進するために、今回のように地域間で連携しながら広域的な取り組みを進めていきます。

【実施主体】
主催:ひろしま自動車産学官連携推進会議
 地域のものづくり産業発展へ向け、参加団体が自発的に集まり、あるべき姿を考え、産業発展につながるイノベーションのテコになることを目指す産学官連携推進団体。
(公財)ひろしま産業振興機構、マツダ(株)、広島大学、広島県、広島市、中国経済産業局等をメンバーとする。

共催:おかやま自動車要素 技術共創コンソーシアム(ACCEL)
 岡山県において、自動車軽量化及び部品加工高度化等の自動車要素技術に関する共同研究を目指す多くの企業・研究者が参画し、様々な連携による共同研究の促進を図る「共創の場」として、岡山県の「大学と連携した地域産業振興事業」の一環として立ち上げたコンソーシアム。産・学・官連携により岡山県内中小企業の技術開発力、企画提案力を飛躍的に向上させ、自動車産業の発展と経済の好循環を目指す。   

後援:岡山県自動車関連企業ネットワーク(おか自ネット)
 岡山県自動車関連企業ネットワーク会議は、岡山県内の自動車に携わる79社が集まった、企業グループ。水島にある三菱自動車の発展と共に成長してきた企業が、これからの電気自動車や自動運転などの発展に対して、自由な意見を出し合い、今後の自動車産業の新しい動向や最新の技術を学び、企業をさらに成長させようと活動中。

【本件問い合わせ先】
岡山大学研究協力部産学連携課 舩倉
TEL:086-251-7151
E-mail:co-creation◎adm.okayama-u.ac.jp
    ※@を◎に置き換えています。

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