国立大学法人 岡山大学

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内閣府イノベーション推進事務局の坂本修一事務局長補・審議官らが来学~オープンサイエンスとイノベーション教育の動向について講演・意見交換を実施~

2024年02月13日

 1月24日、内閣府科学技術・イノベーション推進事務局の坂本修一事務局長補・審議官らが来学し、本学執行部をはじめとする関係者との意見交換、産学共同で教育研究及び人材育成を行う研究室の視察などを行いました。
 本学執行部との意見交換には、本学の那須保友学長、三村由香里理事(企画・評価・総務担当)、前田嘉信理事(医療担当)・病院長、袖山禎之理事(財務・施設担当)・事務局長、佐藤法仁副理事(研究・産学共創総括)・副学長(学事担当)ら執行部が参加しました。那須学長から岡山大学長期ビジョン2050「地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学」に基づいた本学の研究力・イノベーション創出強化戦略及びマネジメント体制やデジタル活用や技術職員・コアファシリティ改革の取り組み等について紹介。さらに昨年に採択を受けた文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(実施主体:日本学術振興会)の取り組み内容について紹介があり、本学の取り組みについて意見が交わされました。
 続いて、坂本事務局長補・審議官による講演「科学技術・イノベーション基本計画とオープンサイエンス、イノベーション教育の動向について」が行われ、執行部のほか、URAや研究担当部署の事務職員らが参加しました。参加者からは「現在の国の方針や課題について非常によく理解できた。特に知識社会において大学の役割が変わってきているとの話が印象的だった。社会に必要とされる大学となるため、意識を持って業務に携わっていきたい」などの感想が寄せられました。講演の後、産学共同の教育研究活動の紹介が行われ、まず、大学院環境生命自然科学研究科に設置されている寄附講座「微生物インダストリー講座」の神崎浩教授と深野夏暉助教から講座の紹介があり、日本が独自の技術を培ってきた麹について、新たな産業・人材育成について意見交換を行いました。
 次に場所を移し、野上保之副理事(デジタルトランスフォーメーション・情報セキュリティ担当)・教授が取り組むDXコアの一環として、岡山大学データサイエンス部(DS部)を視察。現役学生でもあり起業家でもある部員らから、大学のカリキュラムなどの枠にとらわれない人材育成、学部や専攻、文理の壁を越えて、学びたい、やりたいことについて学生同士が相互に助け合い、伸ばし合う充実した仕組み、さらにそれを一歩後ろから支える教員らのマネジメントなどについて、活発に意見を交わしました。
 今回の講演と視察を通じて、研究分野を超えた統合的な研究の推進や研究成果の社会実装化など、今後の研究活動について活発な議論が行われ、本学のさまざまな活動を深化させる貴重な機会となりました。
 本学は限りある資源の戦略的運用として最重点研究分野の制定や研究の卓越・イノベーション・流動・育成を兼ね揃えたシステムとして岡山大学高等先鋭研究院の創設、地域の特性を生かした博士人材の育成と活用など、地域と社会の変革を先導する気概を持った地域の特色ある研究大学:岡山大学として、さまざまな課題に挑戦します。今後も岡山大学長期ビジョン2050の実現に向けた挑戦と変化にご期待ください。

<参考>
科学技術基本計画及び科学技術・イノベーション基本計画(内閣府)
文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

【本件問い合わせ先】
研究協力部研究協力課
TEL:086-223-7115

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