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岡山大学病院で国内初の体格差のある脳死肺移植を実施

 岡山大学病院で4月27日、重い肺の病気を患う50代女性への脳死肺移植を行い、体格差のある脳死ドナー(臓器提供者)と患者(レシピエント)間の移植に成功しました。厚生労働省が脳死ドナーよりも体格の小さいレシピエントに脳死移植が行えるよう2014年3月に基準改正して以降、国内では初の適用例です。
 患者は、膠原病の合併症により間質性肺炎を患っていた50代の女性。肺移植しか助かる方法がありませんでしたが生体肺移植できる親族がおらず、体格に比べて肺が小さくなり、病状の進行も速かったため今年3月5日に臓器移植ネットワークに登録し待機していました。手術は臓器移植医療センターの大藤剛宏教授の執刀で27日午前11時ごろから始まり、脳死ドナーから提供された両肺の一部を女性の両肺にそれぞれ移植し、約7時間半後に終了しました。女性の容体は安定しており、3カ月ほどで退院できる見込みです。
 大藤教授は「これまでは、肺の大きさがドナーとほぼ一致していなければ患者は移植の候補者に選ばれなかった。基準の改正により脳死肺移植の幅が広がったことで、小児患者さんや体格の小さい患者さんへの移植の機会を増やしたい」と話しました。

○関連ニュース
・岡山大学病院で左右の肺を組み合わせて一つの肺を形成する移植手術に世界で初めて成功
//www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id6823.html
・岡山大学病院で国内最年少の脳死肺移植手術に成功
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id6701.html

【本件問い合わせ】
岡山大学病院 企画・広報課
TEL:086-235-6749

(18.05.11)


50代女性への脳死肺移植手術を行う大藤教授ら=4月27日