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岡山大学病院で左右の肺を組み合わせて一つの肺を形成する移植手術に世界で初めて成功

 岡山大学病院は、脳死患者から提供された左右の肺の上部を組み合わせ、一つの左肺として移植する脳死肺移植手術に世界で初めて成功しました。手術は臓器移植医療センターの大藤剛宏教授の執刀で、7月1日午後1時25分から始まり、約9時間後の午後10時37分に終了。当初は両肺移植を検討していましたが、ドナーの肺の下部(下葉)の状態が良くなかったため、十分機能していた両肺の上部(上葉)で一つの左肺を形成し移植する方法を選択しました。
 患者は2007年に肺気腫を患った50代の女性で、11年に右肺の脳死臓器移植を受けましたが、左肺の病状が悪化したため、人工呼吸器を使いながら移植の機会を待っていました。2日に会見した大藤教授は「脳死での臓器提供が少ない日本の現状では、一つの臓器も無駄にできない。提供された尊い臓器を活用し、移植を断念するケースを減らしていきたい」と話しました。

【本件問い合わせ】
岡山大学病院 企画・広報課
TEL:086-235-6749

(17.07.05)



手術を行う大藤教授ら


術式を説明する大藤教授