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「園芸学とウイルス学の異分野融合研究会」


【日時】2016年3月25日(金)14:00~17:00

【場所】プロミティあつぎビル 8階会議室
    神奈川県厚木市中町4-16-21

【概要】
 園芸作物における病害は、栽培種の多様さや研究資源としての扱いにくさから、未だ原因不明のも のが多い。特にウイルス性病害については、極小な病原体であることや、病原性の証明が困難であるた めに、病害防除の大きな障壁となっている。近年の分子生物学の発展により、ウイルスは比較的見つけ やすくなっている一方で、その取り扱いに困る場面も増えている。例えば、次世代シークエンスを用いた ゲノムやトランスクリプトーム解析によってウイルス様配列が頻繁に見つかっている。また、公設試験研 究機関では個々の業務が過剰であるために、本来は病害担当者が取り組むべき課題であっても、園芸 学会をフィールドとする栽培や育種の担当者が対応に追われている社会的な背景もある。このような現 状から、本小集会では、ウイルス学分野の新たな技術や研究への利活用方法の情報を共有することで、 我が国の農業の発展に資する園芸学の分野の中で課題を見出し、また園芸学の洗練された技術と融 合することで、効率的な課題の解決の一助とする。
 
【プログラム】
14:05-14:35 革新的人工核酸結合タンパク質を用いたウイルス不活性化技術の確立と社会実装
         岡山大学 世良貴史 氏

14:05-14:35 網羅的ウイルス検出技術の開発
         岩手生物工学研究センター 舘田知佳 氏

14:35-14:35 Plant viral dsRNA enrichment kitの紹介
         株式会社医学生物学研究所(MBL)   

14:35-14:35 ウイルス検査事業の紹介
         株式会社ファスマック  

15:05-15:20 休憩

15:20-16:10 敵か味方か?~植物ウイルスと花卉園芸の深ーい関係~
         東京農工大学 小松 健氏

16:10-16:30 園芸作物の品目に合わせたウイルスベクターの構築
         岩手生物工学研究センター 田﨑啓介氏

16:10-16:30 ウイルスを利用した花卉園芸植物の遺伝子機能解析の利点
         静岡大学 中塚貴司氏

【参加】自由(参加費無料、事前登録なし)

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