第2回革新的ウイルス対策技術分野叡智共有化プラットフォーム「革新的技術でウイルス感染から家畜を守る -日中叡智共有化ワークショップ-」

 本分野は、中華人民共和国黒竜江省ハルビン市にある中国農業科学院ハルビン獣医研究所(Harbin Veterinary Research Institute:HVRI)において、ウイルス感染から家畜を守る研究についてのワークショップ「第2回革新的ウイルス対策技術分野叡智共有化プラットフォーム 革新的技術でウイルス感染から家畜を守る-日中叡智共有化ワークショップ-」を7月20~22日に開催しました。

家畜現場では、さまざまなウイルスによる被害により経済的・社会的損失が世界的に問題となっています。そのため、家畜をウイルス感染から守る早期診断や感染防止の研究開発が強く求められています。今回、高度な家畜感染制御技術を有するHVRIとともに、参加した日中双方の当該分野の研究者らが叡智を共有化することで、隣国同士の研究連携や技術開発、社会実装の強化促進を図りました。

日本側からは理化学研究所、農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究所、岡山大学が参加しました。岡山大学で、農林水産省「革新的技術創造促進事業(異分野融合共同研究)」のコンソーシアム・プログラム・マネージャー(研究管理総括役)を務める佐藤法仁学長特命(研究担当)・URAが事業説明と革新的なウイルス診断・防除法の研究開発と推進のあり方について紹介しました。

またワークショップ開催後には、HVRIの新研究所の研究施設や付属ワクチン製造企業等も視察し、研究者や企業関係者らと最新の当該分野叡智の共有化とより強力な共同研究や社会実装につながる意見交換を熱心に行いました。

なお、本ワークショップは、本事業において得られた最新研究の叡智を社会に広めるための取り組みとして実施されました。今後も農林畜産水産分野や社会を革新する研究開発を精力的に押し進め、社会実装を目指します。


ワークショップにおいて話題提供を行った日中の研究者ら 話題提供に熱心に聴き入る参加者ら

より強力な共同研究と社会実装の推進につい
てディスカスションする参加者ら
ディスカッション参加者ら

ハルビン獣医研究所の研究設備紹介と共同研究利用について意見交換を行う参加者ら
ワークショップの会場となったハルビン獣医研究所

ハルビン獣医研究所の新研究所 ハルビン獣医研究所の付属ワクチン製造企業



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