センター長あいさつ
ごあいさつ
口唇裂・口蓋裂総合治療センターのホームページをご覧頂きありがとうございます。
口唇裂・口蓋裂は、出生時から成人に至るまでの一貫した治療が必要になってきます。その治療には口、歯、鼻、耳に対する専門医が、適切な時期に適切な治療を提供できるように、ひとりひとりの患者さんの情報を共有することが大切です。そして、治療は長期に及びますので、同じ病院で専門性の高い治療を継続して受けられることが患者さんの時間的経済的負担を少なくすると考えます。
本院では、これまでも、口唇裂・口蓋裂の治療を行って参りましたが、このような背景のもと、すべての専門分野が揃っている岡山大学病院の特性を活かし、各診療科の専門性をより集中して発揮できるチーム医療を推進するために口唇裂・口蓋裂総合治療センターを設立致しました。そして、患者さんが高度で総合的な治療を1施設にて継続して受けられる体制を整えて参りました。
下のセンター構成図にございますように、センターの主要部門としまして、矯正歯科、口腔外科(再建系)、形成外科、耳鼻咽喉科、言語聴覚士(リハビリテーション科)が担当し、審美、摂食、言語の治療を行います。また、産科婦人科のネットワークならびに小児医療センターとも連携することにより、出生前のカウンセリングで親御さんを早い時期から支援し、成長される患者さんの心の問題にも寄り添っていきたいと考えております。さらに、成人になっても気になる外観が残った患者さんにも最新の治療を提供して参ります。
口唇裂・口蓋裂の患者さんならびに親御さんが安心して来院できるセンターとして、絶えず環境を整えて参りたいと思います。
平成27年5月1日


口唇裂・口蓋裂総合治療センター
センター長
上岡 寛
副センター長

岡山大学病院 歯科系代表副病院長
口腔外科(再建系) 教授
日本口腔科学会 評議員
日本口蓋裂学会 評議員
日本口腔外科学会 代議員
飯田 征二

岡山大学病院 形成再建外科学 教授
岡山大学病院頭頸部がんセンター 副センター長
日本形成外科学会専門医・指導医
日本形成外科小児形成外科分野指導医
日本形成外科再建・マイクロサージャリー分野指導医
日本創傷外科学会 専門医
高成 啓介