国立大学法人 岡山大学

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徳増一樹助教(病院)がAMED「令和5年度『統合医療』に係る医療の質向上・科学的根拠収集研究事業」に採択

2023年04月27日

 岡山大学病院総合内科・総合診療科の徳増一樹助教が、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「令和5年度『統合医療』に係る医療の質向上・科学的根拠収集研究事業」に採択されました。
 同事業は、国民と医療従事者の健康保持や疾病治療・予防の選択肢を増やし、医療の質の向上を図ることを目的としています。特に統合医療における漢方や鍼灸などの各種療法に関する研究開発を推進することによって、安全性・有効性等の観点から科学的根拠に基づく新たな質の高い臨床研究への展開に資する知見を創出し、将来的に患者・国民及び医師などに還元することを目標とした事業です。
 徳増助教は「統合医療」に関する科学的知見の集積に関する研究」において「全身倦怠感のあるLong COVID患者に対する補中益気湯の有効性検証のランダム化研究のプロトコール作成」の研究開発課題名のもと、本年度、研究チームを率いることになります。
 今回の採択を受けて徳増助教は「本研究開発課題は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)罹患後の後遺症状(Long COVID)に着目した研究です。Long COVIDの中では、全身倦怠感が最も多く、その倦怠感に対する補中益気湯の有効性を検証するランダム化比較試験のプロトコール作成を目的しております。研究代表者として成果を出せるよう努力していきます」とコメント。今後の研究活動に意欲を見せました。
 今後も本学は、強みのひとつである医療系研究分野の更なる強化促進を図り、研究力向上・イノベーション創出を加速させていきます。また、我が国屈指の医療機関でもあり、コロナ・アフターケア外来なども有している岡山大学病院の機能強化等を図り、すべての人々の幸福(well-being)を満たせるように精力的に活動します。徳増助教をはじめ、今後も地域中核・特色ある研究大学である岡山大学にご期待ください。なお、徳増助教など、本学との連携や共同・受託研究などについてもお気軽にご相談ください。
 本件は2023年4月19日にAMEDのホームページに掲載されました。

<参考>
岡山大学病院コロナ・アフターケア外来(総合内科・総合診療科)
岡山大学病院における新型コロナウイルス感染症に関する研究について

【本件問い合わせ先】
岡山大学病院 総合内科・総合診療科
助教 徳増一樹
E-mail:tokumasu◎okayama-u.ac.jp
※◎を@に置き換えて下さい
https://okayama-u-genmed.com/

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