国立大学法人 岡山大学

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本学総合技術部が夏休みの思い出作りのお手伝い 「かいのきわくわく体験教室2023」を開催

2023年09月20日

 8月21日、本学総合技術部が、津島キャンパスにある学内学童施設「かいのき児童クラブ」の入所児童(1~6年生46人)を対象に、今回で7回目の開催となる「かいのきわくわく体験教室2023」を実施しました。
 参加した5、6年生は「3Dプリンターでオリジナル貯金箱を作ろう」と「スペクトル分光器を作ろう」の2つのテーマから、希望するテーマを1つ選んで体験。1~4年生は、3つのグループに分かれてブース形式で「ペットボトル万華鏡を作ろう」、「入浴剤を作ろう」、「スライムで遊ぼう」の3つのテーマを体験しました。
 「3Dプリンターでオリジナル貯金箱を作ろう」には、9人の子どもたちが参加。デザインした貯金箱の蓋を試行錯誤しながらパソコンでモデリングし、思い思いの蓋を作成しました。また、3Dプリンター製の貯金箱本体に絵具やスプレーで自由に色付けをし、世界に1つだけの貯金箱を完成させ、満足そうな笑顔を見せていました。子ども達は制作だけでなく本学工作センター内の様々な機械が動く様子を見学し、目を輝かせていました。
 「スペクトル分光器を作ろう」では、色による光の波長の違いと回折現象を利用した分光器を製作し、光のスペクトル(虹色の帯)を観察しました。子ども達は真剣にハサミやカッターナイフを使った工作に取り組み、光の観察にも興味を持っていました。
 「ペットボトルで万華鏡を作ろう」では、職員らが事前にペットボトルの切り分けを行うなど、子ども達が安全に作業できるように工夫しました。子ども達は講師の説明を聞きながら、おはじきやビーズを熱心に選び、シールを貼ったりマジックで名前を書いたりして、オリジナルの万華鏡を作りました。
 「入浴剤を作ろう」では、色や香りを選び、プラスチックカップに入れた材料をしっかりと混ぜ、丁寧に型に詰め込みました。また、出来上がったばかりの入浴剤は柔らかく、固まるまで時間がかかるので、気を付けて持ち帰ることができるよう、慎重に持ち帰り用の袋に入れていました。
 「スライムで遊ぼう」では、スライムの手触りを楽しみ、長く伸ばしてみたり丸めてみたりして、時間いっぱい楽しみました。夏にぴったりの冷たい「ひえひえスライム」も作りました。「全部、楽しかった」との感想もあり、子ども達の夏休みのいい思い出となりました。
 今回の体験教室は、工学系技術職員に加え、薬学系技術職員、岡山県津山市にある独立行政法人国立高等専門学校機構津山工業高等専門学校(以下、津山高専)の技術職員、事務職員らの協力のもと実施されました。本学総合技術部本部長を務める佐藤法仁副理事・副学長・URAは、「学童はさまざまな高いスキルを有する教職員らとふれあう身近な学びの場であり、そこに通う児童は大切なステークホルダーです。また本学と津山高専は包括連携協定を締結しています。地域のアカデミアが連携協力して、次世代の人材育成を進めることは重要なことです。今後も大学-高専連携を進めるとともに、地域に開かれた岡山大学として、技術職員らが活躍して行けるように進めて行きたいと思います」とコメントしました。
 本学総合技術部は、地域とともに次世代人材の育成などを進めていきます。今後も取り組みにご期待ください。

【本件問い合わせ先】
岡山大学総合技術部 地域貢献ワーキンググループ
E-mail:hirata-y◎okayama-u.ac.jp
    ※◎を@に置き換えてください。
総合技術部HP https://www.okayama-u.ac.jp/user/techall/
出前実験教室の詳細についてはこちらをご覧ください。

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