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自ら進化し続ける技術者集団!

高い専門技術と知識を有する技術職員を組織化

高い専門技術と知識を有する
技術職員を組織化

岡山大学は2023年度から「岡山大学総合技術部」を始動しました。

研究者らとともに課題解決を担うパートナーとして重要な存在であり、
高い専門技術と知識を有する技術職員を組織化した全学組織

expo2024 研究基盤EXPO2024岡山大学シンポジウム当日の様子は こちら。(岡大YouTube)
研究基盤EXPO2024岡山大学シンポジウムの報告書は こちら。
※本シンポジウムは研究基盤EXPO2024の一環として開催されたものです。
※研究基盤EXPO2024全日程の報告書は 研究基盤EXPO2024WEBサイト にて公開予定です。

更新履歴


2024/4/15,16 NEW
令和6年度「TCカレッジ」に本学技術職員5人が参加~技術職員の高度化「高度専門系専門職員人財の養成」に向けて~

2024/3/16 NEW
総合技術部が株式会社中国銀行東岡山支店主催「第一回財田科学フェスティバル」に出展

2024/3/15 NEW
「技術」から研究開発イノベーションをマネジメントできる技術職員の育成プロジェクトを始動 ~プロジェクトマネジメント能力を持つ技術職員の高度化を強化推進~

2024/3/11 NEW
総合技術部の堀格郎課長がテクニカルマスターに認定~東京工業大学以外ではTCカレッジ開校以来初!本学における職員の「高度化」を推進~

2024/3/11 NEW
総合技術部技術職員が津山高専技術部活動報告会に参加 ~大学-高専間の技術職員連携強化を推進~

2024/2/17
総合技術部が「アリオ倉敷SDGsイベント」に出展~子どもと大人がワクワク・ドキドキできる体験を提供~

2024/2/9
TCカレッジ岡山大学サテライト校 医工系コース 中級カリキュラム「生物系透過型電子顕微鏡(基礎)」を実施

2024/1/24
言語AIに大学職員としてどう向き合うか? 技術職員の知識・技術力向上を目指し「第82回(旧)医学部技術部研修会」を開催

2024/1/22
岡山大学シンポジウム「チーム共用による技術職員組織構築の過去・現在・未来」を開催

2024/1/20
1月20日(土)の山陽新聞<全県>に11月に開催した星空観察会、総合技術部組織化の件が掲載されました

2023/12/18,19
TCカレッジ医工系コース 中級カリキュラム「3Dプリンタ実習(基礎)」を実施 ~技術職員の能力・技術向上の強化としての医工連携カリキュラム第二弾~

2023/12/15
研究現場の生の声を聞き技術職員のスキルアップを図るTCカレッジ「医工系コース」での鹿田キャンパス研究室見学(第2弾)を実施

2023/12/8
TCカレッジ岡山大学サテライト校医工系コース中級カリキュラム「生物系走査型電子顕微鏡(基礎)」を実施

2023/12/1
岡山大学広報「いちょう並木」Vol.104を発行 総合技術部の特集「総合技術部 始動」が掲載

2023/11/24
総合技術部が「第1回中国地方ファシリティネットワーク交流会」に参加~5大学の共用機器相互利用と技術職員交流を推進~

2023/11/21
研究現場の生の声を聞き技術職員のスキルアップを図るTCカレッジ「医工系コース」での研究室見学を実施

2023/10/26
本学総合技術部と津山工業高等専門学校の連携による技術からの研究力・イノベーション創出強化に向けた意見交換会を実施

2023/11/25
総合技術部が「第2回和気科学フェスティバル」に出展

2023/11/22
総合技術部が「星空観察会2023」を開催

2023/11/13
総合技術部が東海国立大学機構と技術交流のための新たな意見交換会を実施

2023/11/6
医学系技術職員の資質・能力向上を目指して「第81回(旧)医学部技術部研修会」を開催

2023/9/14,15
本学総合技術部が「技術系・英語研修 in 岡山」を開催

2023/08/23
Webサイトを公開しました。

2023/8/21
本学総合技術部が夏休みの思い出作りのお手伝い「かいのきわくわく体験教室2023」を開催

2023/8/8
本学総合技術部が「小学生のための工学実験教室2023」を開催

2023/8/3
本学総合技術部が地域の子ども達に科学を届ける「わくわく体験教室2023 in 灘崎公民館」を開催

2023/8/1
岡山大学広報「いちょう並木」Vol.103を発行 総合技術部の取り組みが「街中University!#01」に掲載

2023/7/21
「科学で輝く!発見の夏!」本学総合技術部が「おもしろ体験でぇ~」出展

2023/7/4
中村有里技術専門職員が「中国・四国工学教育協会賞」を受賞

2023/6/21
総合技術部が山口大学総合技術部と意見交換を行いました。

2023/6/19
TCカレッジ岡山大学サテライト校「医工系コース」開講しました。

2023/6/11
総合技術部が大学コンソーシアム岡山主催「日ようび子ども大学in京山祭」に出展しました。

2023/4/26
総合技術部技術職員がTCカレッジ入学式とオリエンテーションに出席しました。

2023/04/03
総合技術部キックオフミーティングを開催しました。

岡山大学 総合技術部について教えてください

那須 保友 (NASU Yasutomo, M.D.,Ph.D.)

国立大学法人岡山大学 第15代学長(第5代法人の長)

 岡山大学総合技術部は、これまで各部署において個別に勤務していた技術職員を全学組織として戦略的に一元化し、さらに新しい規則や職階等を設け、2023(令和5)年度から新たに始動しました。
 国立大学法人における技術職員を取り巻く環境は、昨今の大学改革の大きな波などもあり、急激に変化しています。私が学長に就任した際に掲げた「不易流行」において、刻一刻と変化していく「流行」の波がこの急激な変化とも言えます。時代の変化などを素早く感知し、将来の有りたい姿をバックキャストし、今を絶えず変化させていくことが技術職員には求められています。総合技術部の発足以来、技術職員自らが思考・行動し、さまざまな点を変化させています。私は学長として、総合技術部の変化を素早く取り上げ、流行の波に乗り遅れない、または新たな波を起こせるようにしっかりと執行部メンバーらとともにマネジメントしていく所存です。
 また、これまでの変わらない「不易」においては、技術職員の専門能力の高度化やマネジメント能力の強化など、スキル形成が必要です。さらにこのスキルは従来の各部署で磨かれていた専門能力だけではなく、機器共用(コアファシリティ)やスタートアップ・ベンチャーなど技術から融合領域・他分野に能力を発揮できることが重要です。これらの点は地域中核・特色ある研究大学である岡山大学の基盤を形成するものでもあり、また社会変革を推進していくうえでも強く求められるものです。今後、しっかりと総合技術部の強化推進を進めていきます。
 これからの岡山大学総合技術部の活動にご期待ください。

佐藤 法仁 (SATOH Norito, Ph.D.)

国立大学法人岡山大学 総合技術本部長
(研究・産学共創総括担当副理事・学事担当副学長)

 岡山大学総合技術部は80名を越える技術職員の組織であり、地域中核・特色ある研究大学である岡山大学を支える高い技術力を有した職員が戦略的に全学配置されています。研究者のパートナーとして技術から研究活動を支えるとともに、高い専門能力をもとに学内外の教育活動にも積極的に行っています。
 大学改革が進む中で、単に岡山大学単体の改革(変化)だけではなく、社会の変革を引き起こすことが重要です。研究者らによる研究・イノベーション創出、教育者らによる人材育成、そしてこれら両方に関わる技術職員の役割は今後さらに重要度を増していきます。岡山大学総合技術部では、絶えず社会や政策動向などにアンテナを張り、先回りして行動を起こせるように組織の強化を進めていきます。
 また「技術職員の新たな姿」を描き出すことがとても大切です。例えば国では博士号取得者の就職先として技術職員が挙げられたりしています。岡山大学総合技術部は、これらの動向を取り入れるだけではなく、技術PM(プロジェクトマネージャー)として研究開発を主導する人材やテクノロジー・マネジメントからテック系スタートアップ・ベンチャーの伴走ができる技術経営人材、わが国有数の強みある医療系研究開発を持つ岡山大学病院の叡智を備えた医工系技術職員など、「岡山大学ならではの技術職員の新たな姿」を描き出していく組織運営改革・人材育成などを精力的に進めていきます。
 ぜひ岡山大学総合技術の取組、活動へのご支援とご協力を頂ければ幸いです。

組織図

組織図

boss

総合技術部長

田村義彦

 岡山大学は2023(令和5)年度から全学の技術職員を一元集約化し「岡山大学総合技術部」を始動しました。
 技術職員集約化の一番の課題は技術職員の意識の改革だと考えます。これから、大学全体の研究・教育に大きく貢献するには、一方的な指示に従うのみならず研究・教育のパートナーとして個々が主体的に考え大学としての最適値をどう導きだすかというような意識が非常に重要になります。このたびの新組織は大学の生き残りをかけた戦略の一つとして、技術職員が「自ら成長する事が出来る」環境を構築し提供しようという岡山大学の強い決意と意思を明確に示した組織です。総合技術部創設にあたってかかる手間やコストはたんなる“経費”としてではなく、総合技術部人財への“投資”と位置付けられ大きな成長への期待の表れとなっております。
 これらの理念を技術職員一人一人が心に刻み精進してまいりますので、これからの活動にご理解ご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。

医学系技術課
Division of Technical Support for Medical Science

医学系技術課は、共同利用施設、臨床・社会医学、基礎医学の3グループで構成される。共同利用施設グループ(医学部共同実験室)では、共同利用機器の保守管理及び試料作製等の受託サービス、学内外の研究者に対する利用サポート等を行っている。また、臨床・社会医学グループは臨床系実験の技術支援、法医学関連業務等に、基礎医学グループは、基礎医学教育支援・技術支援、病理標本作製、献体業務等に携わっている。(総勢24名:2023(令和5)年6月現在)

走査型電子顕微鏡

走査型電子顕微鏡

工作センター

設計製作・社会基盤技術課
Division of Design, Manufacture and Social Infrastructure

設計製作・社会基盤技術課は、機械システム、工作センター、環境社会基盤の3グループで構成される。機械システムと工作センターグループは、研究者および学生の研究支援をし、実験装置・機器等の設計製作および技術提供を行っている。環境社会基盤グループは、土木知識をもとに教育・研究活動に関する技術支援を行っている。また、全グループとも実験実習の教育支援にも携わっている。(総勢12名:2023(令和5)年6月現在)

教育支援技術課
Division of Technical Support for Education

教育支援技術課は、薬学系、理学系、化学・生命系、電気・情報系の4つのグループから構成されている。薬学部、理学部、工学部での学部学生の実験実習が円滑かつ安全に実施できるための準備および技術指導を行っており、臨海実験所では臨海実習のサポートを行っている。また医学系の医療教育・教育技術開発も行っている。さらに、学科・コースでの研究支援や運営サポートを適切なスタッフを配置している。津島・鹿田キャンパスおよび牛窓臨海実験所で業務に従事している。(総勢18名、2023(令和5)年度6月現在)

工学部化学生命系 学生実験室(中和滴定)

資源植物科学研究所の圃場でのオオムギ栽培

機器分析・動植物資源技術課
Division of Instrument and Bio Resource Management

機器分析・動植物資源技術課は、自然生命科学研究支援センター、資源植物科学、山陽圏フィールド科学の3つのグループから構成されている。自然生命科学研究支援センターでは、大型分析計測機器の保守・管理、液体窒素および液体ヘリウムの製造供給、放射線や放射性同位元素および実験動物を用いた研究・教育を支援している。資源植物科学では、共用機器や施設の保守・管理、研究グループの研究や運営を支援している。山陽圏フィールド科学では、作物栽培と家畜飼養の生産現場で研究・教育を支援している。津島キャンパス(岡山農場)、八浜農場、津高牧場、鹿田キャンパスおよび資源植物科学研究所で業務に従事している。(総勢26名、2023(令和5)年6月現在)