国立大学法人 岡山大学

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TCカレッジ医工系コース 中級カリキュラム「3Dプリンタ実習(基礎)」を実施 ~技術職員の能力・技術向上の強化としての医工連携カリキュラム第二弾~

2024年01月18日

 本学総合技術部では、技術職員の「高度専門人材養成」を強化促進することを目的に、東京工業大学が事務局を務めるTCカレッジのサテライト校として活動しています。本年度は、本学サテライト校の試行として、「TCカレッジ医工系コース」 を開講しており、12月18、19日に中級カリキュラム「3Dプリンタ実習(基礎)」を本学津島キャンパスの工学部工作センターで実施しました。
 総合技術部設計製作・社会基盤技術課の工作センター配置の技術職員が講師を務め、工作センターに設置している2台の3Dプリンタ(PartPro300xTとMarkfoged X7)を使用し、カリキュラムを実施。1日目は3Dプリンタの仕組み等基礎知識の座学を行った後、工作センター2階のプログラム室モデリングソフトを使って3Dデータを作成し、PartPro300xTで出力実習を行いました。2日目は、1日目と別のモデリングソフトを使って3Dデータを作成し、Markfoged X7で出力実習を行いました。実施後、次年度の開講に向けた課題や今後の業務に活用する案件について議論を行い、講師を担当した尾﨑亮太技術職員は、来年度からの学外開講に向け、講義内容や実習内容のブラッシュアップに意欲を示しました。
 また、次年度以降のカリキュラム共同運用について検討するため、TCカレッジサテライト「情報系TCコース」の山口大学の担当者と東京工業大学情報系コースの担当者もオンライン参加し、意見交換を行いました。
 今回のカリキュラムについて、総合技術本部長を務める佐藤法仁副理事・副学長・URAは「3Dプリンターの技術は日進月歩であり、学術界においても日々の教育研究活動で使用することも多くなっています。本学では技術職員の高度化を全学を挙げて戦略的に進めています。今回のカリキュラムも今後、本学のみならず我が国の科学技術・イノベーションを担う技術職員の高度化につながるようにしていきたいと思います。引き続き、 地域中核・特色ある研究大学:岡山大学 の取り組みにご期待ください」とコメントしました。
 なお本学総合技術部では1月22日に、技術職員の組織化やキャリア形成などを議論する シンポジウム「チーム共用による技術職員組織構築の過去・現在・未来」 をハイブリッド形式(本学鹿田キャンパスとオンライン)で開催します。ぜひみなさまのご参加をお待ちしています。

<参考>
TCカレッジ岡山大学サテライト校「医工系コース」開講 ~技術職員の「高度専門人材養成」を強化促進~
TCカレッジ岡山大学サテライト校医工系コース中級カリキュラム「生物系走査型電子顕微鏡(基礎)」を実施
研究現場の生の声を聞き技術職員のスキルアップを図るTCカレッジ「医工系コース」での研究室見学を実施
研究現場の生の声を聞き技術職員のスキルアップを図るTCカレッジ「医工系コース」での鹿田キャンパス研究室見学(第2弾)を実施


【本件問い合わせ先】
岡山大学総合技術部 医学系技術課(医工系コース コース担当)阿部匡史
TEL:086- 235-7125
E-mail: tabe◎md.okayama-u.ac.jp
    ※◎を@に置き換えてください。
設計製作・社会基盤技術課(カリキュラム担当) 堀 格郎・尾﨑亮太
TEL:086-251-8239
HP:岡山大学総合技術部

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