国立大学法人 岡山大学

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医学系技術職員の資質・能力向上を目指して「第81回(旧)医学部技術部研修会」を開催

2023年11月24日

 本学総合技術部は11月6日、「第81回(旧)医学部技術部研修会」を鹿田キャンパスの基礎医学棟とオンラインのハイブリッド形式で開催しました。同研修会は、本年4月に創設された「岡山大学総合技術部医学系技術課」の前身である医学部技術部が1994(平成6)年から年3回程度開催しており、29年の歴史と80回の開催実績を有しています。81回目の今回は、総合技術部となって初めての開催ということもあり、技術職員全体の資質・能力向上に貢献することを目的に、参加対象をこれまでの医療系技術職員のみに限定せず、本学全体に門戸を開きました。また、技術職員の配置先が多岐に渡るため、オンラインでの参加もできるようにも配慮し開催しました。
 会の冒頭、総合技術部の本部長である佐藤法仁副理事・副学長・URAと同部医学系技術課の阿部匡史課長から、あいさつとともに総合技術部創設後の医療系技術職員の活躍と他分野との連携強化・加速への期待などが述べられました。その後「技術職員の担当業務紹介」をテーマに医学系技術課所属の3人が次の演題で発表しました。
・植木英雄 技術専門職員(泌尿器病態学)
演題「業務紹介 業務の一例:医学研究インターンシップ」
・井澗美希 技術専門職員(法医学)
演題「法医学分野における技術職員の業務」
・楢崎正博 技術専門職員(人体構成学)
演題「担当業務紹介 および 岡山大学TCカレッジ医工系コースの進捗について」

 医学系技術職員の担当業務は、研究・教育・臨床支援など大変多岐にわたり、支援分野が異なれば必要な専門知識や技術も異なります。今後、技術職員にはマネジメントの側面も強く求められ、いま以上に必要とされるものが多種多様となります。今回の研修会では、学術的・技術的なものから業務の進め方まで多数の質問が寄せられたほか、終了後も活発な意見交換が行われ、有意義なものとなりました。参加者からは「自分の業務分野外のことはよく知らなかったので、非常に興味深く、勉強になった」、発表者からも「発表の準備を進めるにあたり、自身の業務を整理してみることができ、新たな発見もあった」などのコメントが寄せられました。
 本学総合技術部は、全学の技術職員の連携を深めるとともに、多様な研修プログラムを通して技術職員のスキルアップを図ることにより、本学の研究・教育・臨床支援の強化を推進していきます。また本学では、2022(令和4)年度より東京工業大学が事務局を行っている高度技術職員養成の取り組みであるTCカレッジに参画しており、大学における技術職員の高度専門人材養成等を協働で目指しています。本年度からは本学はサテライト校として「医工系コース」を試行として学内開講しており、強みある分野を生かした取り組みを戦略的に推進しています。今後も地域と地球の未来を共創し、社会変革を実現させる研究大学:岡山大学の絶え間ない変化と挑戦と、それを担う技術職員の活動にどうぞご期待ください。

【問い合わせ先】
岡山大学総合技術部(旧)医学部技術部研修委員(鹿田キャンパス地区)
E-mail:shikatakensyu◎okayama-u.ac.jp
※◎を@に置き換えてください。
HP:https://www.okayama-u.ac.jp/user/techall/

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