国立大学法人 岡山大学

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総合技術部が「第1回中国地方ファシリティネットワーク交流会」に参加~5大学の共用機器相互利用と技術職員交流を推進~

2023年12月22日

 本学総合技術部は11月24日、広島大学で開催された「第1回中国地方ファシリティーネットワーク交流会」に参加しました。この交流会は中国地方の国立大学法人(岡山大学、広島大学、山口大学、島根大学、鳥取大学)の技術職員組織及び機器共用の整備推進を行うコアファシリティ組織の現状等を理解し、関連する技術職員同士の交流と連携を深めることを目的として開催されました。初回となる今回は広島大学が主催し、広島大学東広島キャンパス(東広島市)とオンライン配信のハイブリッド開催で行われ、中国地方の国立大学法人の技術職員を始めコアファシリティ関連の教職員らが参加しました。本学からは総合技術部医学系技術課の塚野萌美技術職員が現地参加。「岡山大学のTCカレッジへの取り組み〜医工系TCコースの紹介」と題して、本学におけるTCカレッジの取り組みやこれまで受講したカリキュラム内容について、感想を交えながら発表を行いました。
 オンライン配信終了後には、現地会場となった広島大学の自然科学研究支援開発センター(N-BARD)の動画紹介や同大学東広島キャンパス内にある機器共用・分析部、遺伝子実験部などを見学し、機器の仕様や運用方法、受託サービスなどについて説明を受けるなど、情報交換とともに交流を深めました。
 参加した塚野技術職員は「他大学の機器共用の取り組みや組織体制について発表を聞くことができ、大変勉強になりました。また、意見交換をする中で、機器や分野が異なったとしても同じような悩みや課題が出てくることもありました。例えすぐ解決できなかったとしても、配属先の中で閉鎖的になるのではなく、視野を広げて行動していくことの大切さを改めて感じることができました」とコメント。また総合技術本部長を務める佐藤法仁副理事・副学長・URAは「技術職員と組織の高度化は各大学の研究力・イノベーション創出強化の観点から重要なことであり、またコアファシリティは大学・研究機関が強固な連携を成すことでわが国の科学技術・イノベーションの発展にも大きく寄与するものです。本学では高専との連携も進めており、次世代人材育成も戦略的に推進しています。中国地方から技術人材と組織による社会変革をどんどん起こしていけるよう、今回の機会を生かしていきたいと思います」と今後の方針について述べました。
 本学総合技術部では、他大学・研究機関等との交流や情報交換を促進し、地域と地球の未来を共創し、社会変革を実現させる研究大学:岡山大学の一翼を担う価値ある存在となるように全学的な戦略のもと、さまざまな取り組みを進めていきます。また2024年1月22日に、技術職員の組織化やキャリア形成などを議論するシンポジウム「チーム共用による技術職員組織構築の過去・現在・未来」をハイブリッド形式(本学鹿田キャンパスとオンライン)で開催することになりました。ぜひ今後も本学総合技術部の取り組みにご期待ください。

【本件問い合わせ先】
岡山大学総合技術部 事務担当
E-mail : sougougijutubu◎adm.okayama-u.ac.jp
    ※◎を@に置き換えてください。
HP:岡山大学総合技術部

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