国立大学法人 岡山大学

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「岡山大学J-PEAKS MONTHLY DIGEST」のVol.2を発行~文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(実施主体:日本学術振興会)に関連する岡山大学の社会変革の取り組みなどを月刊で発信~

2024年06月07日

 本学は、岡山大学長期ビジョン2050「地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学」の実現に向け、昨年12月22日に採択された文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(実施主体:日本学術振興会)を活用するとともに、さまざまなステークホルダーとともに研究力強化・イノベーション創出戦略を強力に推進しています。これらの取り組みを中心とした本学の活動状況をタイムリーにお知らせする「岡山大学J-PEAKS MONTHLY DIGEST」の第2号を、5月31日に発行しました。
 本号では、前号に引き続きJ-PEAKSの取り組みに深く関係するトピックスについて紹介するとともに、巻頭には「私たちが目指すありたい姿・未来」と題して、岡山大学長期ビジョンをターゲットにJ-PEAKSでの取り組み概要について取り上げています。また巻末には、「イチオシの研究設備」として、中四国地域に初導入となるクライオ電子顕微鏡「KriosG4,330kV」の共同利用について取り上げています。
 本学は、昨年12月22日に文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(実施主体:日本学術振興会)に採択されました。本事業はこれまでにない規模の大型の大学支援事業(1件あたり約5年間で55億円)であり、我が国全体の研究力の発展等を牽引する研究大学群を形成するものです。

 さらに本学は、J-PEAKSにおいて、単に研究開発拠点を築くだけではなく、地域の中核大学として、我が国を代表する研究大学群として矜持ある歩みを続けるため、“常識”に捉われない大学法人全体の組織・制度改革を実行しています。この改革こそが従来の「学内の一部の組織だけが汗を流す改革」や「“国立大学法人”ではなく、狭い“大学”の枠組みでしか捉えなかった改革」とは異なる点とも言えます。そのためこれらの法人全体の組織・制度改革などについても併せて掲載しており、採択⼤学間に共通する課題について、好事例・ノウハウ等を共有する一助となればと考え、「岡山大学J-PEAKS MONTHLY DIGEST」を発行しています。岡山大学のみならず、「世界に誇れる研究大学の山脈(PEAKS)」を築きあげようとする挑戦に、どうぞご期待ください。


〇佐藤法仁副理事・副学長・上級URAからのコメント(本学J-PEAKS担当者)
 私たちはJ-PEAKSの取り組みを活用して、ありたい姿・未来の実現を目指しています。社会変革が重要なポイントですが、社会を変えるためには、絶えず自らも変化し続けなければならないと考えています。これは那須保友学長がよく口にする、従来の「教員中心の大学法人運営」ではなく、「事務職員や技術職員ら教職員が共創する大学法人運営」に変えていくこと、さらには私たち大学が社会を変える「力」があることを信じて、さまざまなステークホルダーとともに、失敗を重ねても挑戦し続ける行動が大切だと考えています。本号でも我が国初の取り組みがいろいろと掲載されています。中には失敗することもあるでしょうが、それを無駄と感じず、変化している実績と捉え、ありたい姿・未来を目指して一歩一歩前進したいと思います。引き続き、地域中核・特色ある研究大学:岡山大学をよろしくお願いいたします。

<参考>
文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
岡山大学広報「いちょう並木」Vol.105 -J-PEAKS採択特別企画 世界に誇れる研究大学の山脈を築く-

「岡山大学J-PEAKS MONTHLY DIGEST」を下記URLからぜひご覧ください。
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/profile/jpeaks_digest.html

掲載Topics
①私たちが目指すありたい姿と未来
②令和6年度「TCカレッジ」に技術職員5人が参加~技術職員の高度化「高度専門系専門職員人財の養成」に向けて~
③可視光をエネルギー源として活用できる!新たな有機光触媒の開発に成功~高い還元力、安定性、汎用性を持ち、リサイクル可能な有機フォトレドックス触媒~
④冨樫庸介教授(医)がAMED「令和6年度肝炎等克服実用化研究事業」に採択
⑤「技術」から研究開発・イノベーションをマネジメントできる技術職員の育成プロジェクトを始動~プロジェクトマネジメント能力を持つ技術職員の高度化を強化推進~
⑥上原孝教授(薬)がAMED「令和5年度新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業」に採択
⑦おかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム(OI-start)を発足!
⑧平沢晃教授(医)がAMED「令和6年度革新的がん医療実用化研究事業」に採択
⑨創薬分野での起業をテーマとしたセミナー「スタートアップ成功を目指して~スタートアップ事例とGAPファンドの紹介~」を開催
⑩岡山大学発ベンチャーの株式会社ABABAが一般社団法人日本経済団体連合会に入会
⑪福島イノベーション・コースト構想推進機構アドバイザーに佐藤法仁副理事・副学長・上級URAが就任~地域から未来につながる「新結合」を生み出す活動を強化促進へ~
⑫2024年度OU-SPRING認定証授与式を挙行~大学院生を「研究者」と捉え、研究とキャリアパスを積極的にサポート&時代にマッチした大学院・人材育成改革を推進へ~
⑬「岡山大学技術統括監理本部」辞令交付式及び運営協議会を開催~技術の力で社会変革を!我が国の大学初の取り組みを始動~
⑭谷岡真樹准教授(医)がAMED「令和6年度医療機器等研究成果展開事業(開発実践タイプ)」に採択
イチオシの研究設備


【本件問い合わせ先】
岡山大学研究力・イノベーション創出強化実現会議(担当窓口:研究・イノベーション共創管理統括部 研究協力課)
TEL:086-251-8442
E-mail:innovation◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※@を◎に置き換えています

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