国立大学法人 岡山大学

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「第1回総合技術部研修会 不易流行-総合技術部発足1年を迎えて-」を開催~研究ファーストの研究大学として常に時代の先端技術を担う技術者集団へ~

2024年10月07日

 本学技術統括監理本部を構成する組織のひとつである総合技術部は9月3日、「第1回総合技術部研修会 不易流行-総合技術部発足1年を迎えて-」を、本学津島キャンパスの理学部2号館とオンラインのハイブリッド形式で開催しました。
 総合技術部は、これまで各部署において個別に配属されていた教育研究系技術職員を一元化し、2023年度から新たにスタートした80人を超える技術者集団です。研究担当副理事を本部長に、部長と4つの課(医学系技術課、設計制作・社会基盤技術課、教育支援技術課、機器分析・動植物資源技術課)、事務室から構成されています。
 初開催となる今回は、総合技術部はもとより、本学研究・イノベーション共創機構機器共用推進本部、研究協力課、テクニカルリサーチャーらにも参加を促し、87人(内オンライン26人)が参加しました。テーマの「不易流行」は、那須保友学長が大切にしている言葉のひとつであり、いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、時代・社会とともに新しく変化を重ねているものをも取り入れて変化していく意味が込められており、組織化され、かつ研究ファーストの研究大学として常に時代の先端技術を担う技術職員の心構えも表しています。
 講演パートでは、総合技術部本部長の佐藤法仁副理事(研究・産学共創総括担当)・副学長(学事担当)・上級URAが、「ありたい姿・未来のために私たち技術職員が目指すもの〜マニュアルワーカーからナレッジワーカーへ〜」と題して、また田村義彦部長からは、「総合技術部の今までのあゆみ」と題してそれぞれ講演。総合技術部設立の経緯や今後、技術職員に期待したいことなどを述べました。
 報告パートでは、各課長、事務室による業務内容紹介、取り組み事項などが報告されました。一元化してから、他の課の業務内容をまとめて紹介するような機会がなかったこともあり、参加者からは有意義だったというコメントが寄せられました。
 最後に行われたパネルディスカッションでは、総合技術部活動ワーキンググループ座長を務める里本公明技術専門員をモデレーターに本部長、部長、各課長が登壇。事前に部員より募集した質問に対して答えていく形式で進められました。質問は、地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)の取り組みや部の運営に関することや、さらにはキャリアパスや職員の高度化など、将来展望まで多岐にわたり、登壇者からひとつひとつ丁寧な返答が行われ、研修委員会委員長を務める丸山和之技術専門員のあいさつをもって閉会しました。
 研修会後には交流会を開催。那須学長も参加し、創部と1年間の活動への感謝を述べ、学長として今後もしっかりとサポートしていく点や、自らの意思で変わる行動を続け、知識から新しい価値を創造できるナレッジワーカーとしての高度化への期待について話しました。その後、技術職員らとの意見交換などを含めた交流を深めました。
 今回の研修会について、佐藤本部長は「創部後、初となる研修会の準備をいただいた丸山委員長をはじめ皆さんに御礼申し上げます。今回、私の講演では『大学は変わらなければいけない』と、冒頭に強くお伝えしました。総合技術部は創部して変わりました。そして1年間で、さらに変わりました。これは『不易流行』の『流行』の部分です。『不易』は技術職員としてのアイデンティティ、矜持などかと思います。『不易』と『流行』のバランスをうまくとり、かつ組織全体で共有することが大切であり、その場のひとつが今回の研修会です。創部は大学法人経営の判断により実行されたものであり、起点が役員らから発しています。今後は変わる、変える起点を現場に重点化させ、技術職員一人ひとりが自分事として行動する組織として、更なる『進化』『高度化』を進めていきたいと思います。学長も私も部課長も皆さんが変わるためのサポートを全力で行い、汗をかきます。ともにわが国の大学・研究機関を先導する技術者集団を築き上げていきましょう」と、今後の抱負も含めてコメントしました。
 本学総合技術部は、今後も定期的にこのような研修会を開催し、全学の技術職員の連携を深めるとともに、技術職員のスキルアップを図ることにより、「研究ファースト」を掲げる研究大学:岡山大学の運営に深く関与できるようにしていきます。今後も地域中核・特色ある研究大学:岡山大学の絶え間ない挑戦とそれを担う技術職員の活動にどうぞご期待ください。


【本件問い合わせ先】
岡山大学総合技術部 研修委員会
E-mail:sogokensyu◎okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています
総合技術部HP

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