国立大学法人 岡山大学

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総合技術部「第84回医学系技術課鹿田研修会」を開催~技術職員の連携強化で技術・知識の向上を推進~

2024年11月29日

 本学技術統括監理本部を構成する組織のひとつである総合技術部は、11月12日、「第84回医学系技術課鹿田研修会」を本学鹿田キャンパスの基礎医学棟での対面とオンライン聴講のハイブリッド形式で開催しました。
 同研修会は、「岡山大学総合技術部医学系技術課」の前身である医学部技術部が1994(平成6)年から年3回程度開催しており、30年の歴史を有しています。
 医学系技術職員の担当業務は、研究・教育・臨床支援など多岐にわたり、支援分野が異なれば、必要な専門技術や知識も異なります。84回目となる今回は、各技術職員の業務・専門分野等について発表し合うことで、技術職員間での情報を共有することにより、技術・知識の向上や技術部の活性化を促進することを目的として実施しました。
 会の冒頭、総合技術部本部長である佐藤法仁副理事(研究・産学共創総括担当)・副学長(学事担当)・上級URAはあいさつで、同部創設後の医学系技術職員の活躍と、各課と各キャンパスの枠を越えた連携強化を促進することの重要性、大学院修学支援制度の導入による技術職員の高度専門人材への期待などを述べました。
 その後、「技術職員の担当業務紹介、出張報告」をテーマに鹿田キャンパスの技術職員4人が次の演題で発表しました。

<業務紹介・出張報告>
・上山和貴 技術職員(動物資源部門鹿田施設)
 演題「マウスの飼育管理、飼育室の中で行われている作業について」
・小林智瑛 技術専門職員(法医学)
 演題「法医学分野における担当業務紹介」
・渡邉治之 技術専門職員(病理学(免疫病理)
 演題「病理学(免疫病理)での私の業務紹介」
・木村亮太 技術職員(人体構成学)
 演題「出張報告について (第40回献体実務担当者研修会)」

 各発表後の質疑応答では、参加者から「飼育されている動物種にはどのようなものがいますか?またどのくらいの総数の動物を飼育されていますか?」、「同系業務でも、私の部署とは細かい部分で違いがありました。アドバイスをお願いします」、「免疫染色、骨のサンプル試料の脱灰はどのようにしていますか?」など、多数の質問が寄せられ、とても活発な情報交換を行うことができました。また、研修会終了後のアンケートに「機会があれば、次回の研修会で発表してみたい」などの共創・協働を含めたポジティブなコメントが多く寄せられました。今後の技術職員らの活動にもつながる大変有意義な研修会となった様子でした。
 本学総合技術部は、全学の技術職員の連携を深めるとともに、多様な研修プログラムを通して技術職員のスキルアップを図ることにより、地域中核・特色ある研究大学:岡山大学の研究・教育・臨床活動などのパートナーとして取り組みの強化を推進していきます。また本学では、2022年度より東京科学大学(前 東京工業大学)が行っている高度技術職員養成の取り組みである「TCカレッジ」に参画しており、大学における技術職員の高度専門人材養成等を協働で実施しています。本年度からは、本学はサテライト校として「医工系コース」を開講しており、強みある分野を生かした取り組みを戦略的に推進しています。今後も「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS) 」の採択大学であり、地域と地球の未来を共創し、社会変革を実現させる研究大学:岡山大学の絶え間ない変化と挑戦と、それを担う技術職員の活動にどうぞご期待ください。

<参考:過去の(旧)医学部技術部研修会~医学系技術課 鹿田研修会>
医学系技術職員の資質・能力向上を目指して「第81回(旧) 医学部技術部研修会」を開催
言語AIに大学職員としてどう向き合うか? 技術職員の知識・技術力向上を目指し「第82回(旧)医学部技術部研修会」を開催
総合技術部「第83回医学系技術課鹿田研修会」を開催~最新医療研究トピックスを学ぶことで技術職員の技能・知見の強化促進を図る~

<参考>
文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS) 」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~


【問い合わせ先】
岡山大学総合技術部 医学系技術課 鹿田研修会
E-mail:shikatakensyu◎okayama-u.ac.jp
※◎を@に置き換えてください。
総合技術部HP

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