本学技術統括管理本部を構成する組織のひとつである総合技術部は、6月1日に大学コンソーシアム岡山が主催する「日ようび子ども大学inライフパーク倉敷」に出展しました。
　今回で12回目の実施となるイベントには、1,993人（子ども 1,068人、大人 925人）が参加。岡山県内の16大学がそれぞれの教育研究活動を集約し、市民と大学のつながりを深めることを目的として、実験や工作、音楽、語学、スポーツなど、作ったり、触れたり、遊んだり、楽しみながら学べるようさまざまなブースを出展し、多くの参加者が楽しんでいました。
　総合技術部は、午前は「ペットボトルでつくるキラキラ万華鏡」、午後は「シュワシュワ入浴剤をつくろう」と題した2テーマを出展。午前と午後をあわせて148人の子どもたちと137人の保護者が参加しました。
　午前の「ペットボトルでつくるキラキラ万華鏡」では、ハサミを使う場面もあることから安全に十分配慮して参加者3～4人に対し2人のスタッフを配置。また、工作機械や3Dプリンターで製作したパーツを用いることで、小さな子どもでも上手に製作できるよう、総合技術部ならではの工夫を取り入れており、技術力が詰め込まれたキラキラ万華鏡は、子どもたちだけでなく保護者の方も大変喜ばれていました。
　午後の「シュワシュワ入浴剤をつくろう」では、より多くの参加者が楽しめるよう参加者数の制限を設けずに実施しました。子どもたちは、重曹とクエン酸、食用色素を満遍なく混ぜたり、スポイトを使って適量のエタノールを量り取ったりする作業に苦戦しながらも、実験を楽しんでいました。
　イベントに初参加した同部機器分析・動植物資源技術課の北條優子技術専門職員は「万華鏡作りでは、3Dプリンターで作った箱の上にペンを置くと“目的の部分に真っすぐ線を引くことができてすごい！”と子どもが感心していたり、“ぴったりペットボトルに入るアクリル部分はレーザーで切ったのですか？”と保護者の方に感動いただけたりと、準備した工作センターの技術力を伝えることができました。また、入浴剤作りでは“お料理みたいで楽しい”と、科学に触れる楽しさを感じていただけた一日になったのではないかと思います」とコメント。総合技術部本部長の佐藤法仁副理事・副学長・上級URAは「今回、このような素敵な場を提供いただいた関係者のみなさまに感謝申し上げます。技術を生かしたワクワクドキドキする体験を子どもたちに提供することは、技術職員にとっても大きなモチベーションアップにもつながります。今後もさまざまな場で技術を通じてワクワクドキドキを広げていきたいと思います」と今後の抱負も含めてコメントしました。
　総合技術部の地域貢献・科学啓発活動は本学工学部との共催で、学内に限らず学外も含めさまざまな場面で開催しています。特に次世代を担う子ども達が楽しく科学に触れ、科学をより身近に感じることのできるテーマを精力的に実施しています。今後も地域中核・特色ある研究大学：岡山大学と総合技術部の活動にご期待ください。

＜参考＞
・(昨年度)総合技術部が大学コンソーシアム岡山主催「令和6年度日ようび子ども大学in京山祭」に出展～地域の子ども達にワクワクをお届け～

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　総合技術部 地域貢献ワーキンググループ
　E-mail：tech-demae◎okayama-u.ac.jp
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