国立大学法人 岡山大学

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本学技術職員が株式会社新日本科学主催「SNBL実験動物技術研修会」を受講

2025年12月19日

 本学総合技術部機器分析・動植物資源技術課の石原すみれ技術専門職員と研究・イノベーション共創機構附属自然生命科学研究支援センター動物資源部門の赤木佐千子技術職員が12月8日、株式会社新日本科学主催の「SNBL実験動物技術研修会」を受講しました。
 本学の総合技術部の石原技術専門職員と同社は、一般社団法人日本実験動物技術者協会の活動を通じて交流があったことから、このたびの研修会が実現しました。研修内容は、同社の実験動物管理部動物実験技術支援室が本学からの依頼を受けて、ラットの灌流固定と組織採取に特化したプログラムで開催しました。
 参加した石原技術専門職員は、「研究・イノベーション共創機構附属自然生命科学研究支援センター動物資源部門では、学内の研究者向けにマウス/ラット実技講習会を定期的に開催しています。講習会では受講生から灌流固定や解剖方法等について質問されることがありますが、内容によっては対応できず、受講生の要望に応えきれないことがありました。今回の研修に参加したことで、灌流固定の方法や、これまで研究者から要望があった部位の解剖方法について、正確な技術を学ぶことができました。さらに、講師の先生から、「研究者が採取した臓器をどのような目的で使用するのかまで確認したうえで指導を行うことで、より適した提案ができる」というお話をいただきました。これらを踏まえ、今後は研究者への支援体制についても見直しをはかるなど、今回学んだことをマウス/ラット実技講習会で生かしていきたいです」と話しました。
 また、総合技術部本部長の佐藤法仁副理事・副学長・上級URAは、「今回ご指導いただいた同社の柚川藍色先生をはじめ開催者の皆さまに感謝申し上げます。本学では技術職員を含めた職員の高度化を戦略的に強力に推進しています。学外の“知”を習得し、学内に持ち帰り横展開する中で、組織全体の底上げ、高度化にも寄与します。また学内で再構築した知を学外へも再循環することも重要だと思います。引き続き、技術職員らの取り組みにご期待ください」とコメントしました。
 石原技術専門職員は公益社団法人日本実験動物協会の実験動物技術指導員および実験動物1級技術者、赤木技術職員は実験動物1級技術者の認定を受け、研究・イノベーション共創機構附属自然生命科学研究支援センター動物資源部門が開催しているマウス/ラット実技講習会において研究者へ技術指導を行っています。
 引き続き、地域中核・特色ある研究大学:岡山大学と、その一翼を担う技術職員の成長に、どうぞご期待ください。

【本件問い合わせ先】
 岡山大学総合技術部 技術専門職員 石原すみれ
 TEL:086-235-7445
 総合技術部HP

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