国立大学法人 岡山大学

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異分野融合と拠点形成を志向した「微生物エクスプローラーズ」 第8回ミーティングを開催

2025年12月17日

 本学は12月1日、異分野融合と研究拠点形成を目指して発足した研究グループ「微生物エクスプローラーズ」(注)の第8回ミーティングを、津島キャンパスの共創イノベーションラボ(KIBINOVE:きびのべ)にて開催しました。第7回ミーティングに続いてハイブリッド形式で実施し、教員、URA、コーディネーター(産学連携、学術研究)、さらには株式会社フジワラテクノアートの方々など、総勢24人が参加しました。
 今回のミーティングは、これまでの回とは異なり、J-PEAKSの採択校である長岡技術科学大学から、小笠原渉教授・リージョナルGXイノベーション共創センター長、大矢禎一教授(特任)、中村徹教授(特任)、鈴木義之上席URA/准教授(特任)を迎え、講演ならびに活発な意見交換を行いました。微生物分野をキーワードとした両大学間の研究連携を今後さらに深化させる重要な機会となりました。
 ミーティングは、日本語と英語を併用する形式で進められました。開会は、発起人代表である本学学術研究院環境生命自然科学学域(農)の守屋央朗教授によるあいさつで始まり、続いて、守屋教授が「出芽酵母の過剰発現ライブラリーを用いた制限因子の同定」、大矢教授(特任)が「出芽酵母ゲノム、最後に残された機能未知必須遺伝子の機能解明」と題して講演しました。カナダのラヴァル大学からは、微生物を用いた分子進化研究を専門とするChristian Landry教授が「Towards a Complete Understanding of Drug Resistance in Pathogenic Fungi」と題して講演し、続いて鈴木准教授(特任)が「ミリオンスクリーニング技術 -超高効率な微生物探索育種技術-」、本学学術研究院環境生命自然科学学域(理)の茶谷悠平研究教授が「タンパク質合成装置の弱点とその克服手段の解析」と題して講演しました。講演会後は学外にて懇親会が開催され、参加者同士が親睦を深め、多角的な交流が活発に行われました。
 今後も継続してミーティングを行います。今後の活動にもぜひご注目ください。

(注):「微生物エクスプローラーズ」の設立趣意
本活動の目的は、微生物を研究対象とする学内の研究者の交流を促進し、新たな共同研究や学問分野の創設につなげることです。「微生物」をテーマにすることで、幅広い研究者が気軽に参加、交流できるサロンのような場の形成を目指します。本活動を通じて、微生物研究に共通する機器や手法を共有するだけでなく、異分野交流から新たな研究が創発することを期待しています。さらにこの活動を、学内外の予算獲得による高額共通機器の購入や研究拠点の形成、人財確保にもつなげ、学内の微生物研究の基盤強化を目指します。

【本件問い合わせ先】
岡山大学 研究・イノベーション共創機構
学術研究コーディネーター 彭子澴、主任URA 畑中耕治
Email: peng-zixuan◎okayama-u.ac.jp、koji.hatanaka◎okayama-u.ac.jp
   ※@を◎に置き換えています。

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