国立大学法人 岡山大学

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大塚文男教授(医)がAMED「令和7年度新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業」に採択

2026年05月22日

 岡山大学学術研究院医歯薬学域(医)総合内科学・大塚文男教授が、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「令和7年度新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業」に係る追加公募(3次公募)に採択されました。
 本事業は、国内外で対策が必要な感染症について、患者および病原体に関わる疫学調査、病原体のゲノムおよび性状・特性等の解析、病態解明などの総合的な感染症対策を目指した基盤的研究を推進し、新たな診断法・治療法・予防法の開発を目指すものです。
 今回採択された研究課題は「炎症・ストレスマーカーに着目した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)罹患後症状の病態とバイオマーカー特定のための縦断的観察研究 ― 特に症状の長期化に着目して―」という内容です。大塚教授らの研究グループは令和8年6月~令和9年3月までの期間で、岡山大学病院「コロナ・アフターケア外来」を受診したLong COVID患者の血液検体と臨床情報を統合解析し、病態の解明とバイオマーカーの特定を目指します。また、後遺症の重症度や予後との関連を導き出し、診断アルゴリズムの設定や長期化する感染後慢性疲労の病態解明を目指します。
 大塚教授は「Long COVIDは多様な症状と長期化によって患者さんの生活に深刻な影響を及ぼしています。臨床データと研究分担者らの基礎研究の知見を融合し、その病態を客観的に捉えることができれば、診断や治療の精度向上につながります。本研究により、患者支援と医療の質の向上に貢献していきたい」と話しています。

<新型コロナウイルス感染症(COVID-19)罹患後症状>
「Long COVID」と呼ばれ、感染後3か月以降も症状が持続する病態。患者の約4~10%に発生するとされ、全身倦怠感やブレインフォグなどにより生活の質に大きな影響を及ぼしていますが、その発症機序は十分に解明されておらず、診断や予後予測に役立つ客観的な指標(バイオマーカー)は確立されていません。

【本件問い合わせ先】
岡山大学学術研究院医歯薬学域(医)総合内科学
教授 大塚文男
TEL:086-235-7342

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