本学の研究・イノベーション共創管理統括部研究協力課の松原忍事務職員(特任)が、経済産業省の「令和8年度重要技術総合管理事業(安全保障貿易自主管理促進事業)」において、安全保障貿易自主管理促進アドバイザーに就任しました。本職員は、本事業の一員として大学等への支援活動等に参画しています。
本事業は、経済産業省が安全保障貿易管理分野の専門家(アドバイザー)を大学等へ派遣し、輸出管理体制の構築・運用に関する助言や支援を行うとともに、制度全般の理解促進を目的とした講演等を実施するものです。
松原事務職員は、安全保障輸出管理分野における専門資格である「STC Expert(安全保障貿易管理士(総合))」を取得している専門人材のひとりです。本資格は、一般財団法人安全保障貿易情報センター(CISTEC)が実施する資格制度の中でも最上位に位置づけられるものであり、輸出関連法令、国際レジーム、企業・大学における管理体制の構築・運用など、幅広く高度な知識と実務能力が求められます。また、試験の難易度も高く、合格者は限られており、安全保障輸出管理分野における高度専門人材としての証とされています。今回のアドバイザー就任は、このような専門性と実務経験が評価されたものです。
今回のアドバイザー就任について松原事務職員は、「日々の業務の中で積み重ねてきた学びを、このような形で生かす機会をいただき、大変光栄に思います。本事業への参画を通じてさらなる知識の向上に努めるとともに、大学・研究機関における安全保障輸出管理の適切な運用に貢献できるよう、誠実に取り組んでまいります」と、コメント。また本学研究インテグリティ・マネジメント統括責任者である佐藤法仁副理事・副学長・上級URAは、「松原事務職員のアドバイザー就任は大変喜ばしく、本学としても心強い点です。安全保障貿易管理分野を含めた経済安全保障は、大学においても重要な点であり、本学でも取り決めを定めています。本学のノウハウ、そしてそれを支える高度な専門人材である松原事務職員らの知を社会に還元し、開かれた地域中核・特色ある研究大学としての役目を果たしていきたいと思います」とコメントしました。
本学では、安全保障輸出管理の適切な運用に向けて、教職員への研修や意識啓発をはじめとする体制整備を進めています。また、テクノロジーを活用したAIツールの導入による審査(スクリーニング)の精度向上などにも取り組んでいます。今後も、職員の専門性向上を支援しつつ、高度化を図り、社会的要請に応じた適切な業務運営を進めます。引き続き、開かれた地域中核・特色ある研究大学:岡山大学と松原事務職員の取り組みにご期待ください。
◆ 安全保障貿易管理とは
安全保障貿易管理とは、武器や軍事転用可能な貨物・技術が、国際社会の安全を脅かす国家やテロリスト等に渡ることを防ぐための制度です。主要国は国際的な枠組み(輸出管理レジーム)を構築し、協調して輸出等を管理しています。日本においては、外国為替及び外国貿易法に基づき、この制度が運用されています。
(参考:安全保障貿易管理の概要 (METI/経済産業省))
【本件問い合わせ先】
岡山大学 研究・イノベーション共創管理統括部 安全保障輸出管理本部チーム
TEL:086-251-7113
E-mail:export-control◎okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています。
安全保障輸出管理とは | 岡山大学 研究・イノベーション共創機構
本学職員が国の安全保障貿易管理事業のアドバイザーに就任~高度専門資格「STC Expert」保有者として大学支援に貢献~
2026年06月26日