本学大学院環境生命自然科学研究科博士後期課程の清水優椰大学院生が代表を務めるベンチャー「MOSAdemy(モサデミー)」は、7月25日、岡山県立岡山芳泉高等学校において、DXハイスクール支援プログラム「3Dプリンタ講座」の第2回(応用編)を開催しました。
当日は、6月20日に開催された第1回(基礎編)で3D CADソフト「Autodesk Fusion」を用いた設計の基礎を学んだ同校の生徒たちが参加。強度実験やデータ分析、構造解析(シミュレーション)を通じて、デジタル技術を活用した高度なモノづくりと問題解決プロセスを学びました。また、芳泉高校卒業生の学生も指導役に加わり、生徒たちが作成した橋のモデルに対して実際に荷重をかける破壊実験を実施しました。生徒たちは、3Dプリンタの造形方向や内部構造、設計の違いによって強度が大きく変化することを実験的に体験し、実用的な3Dプリントのコツやノウハウを深めました。
続いて、研究経験の豊富な本学の大学生・大学院生サポーターの助言のもと、実験データを収集・整理して壊れ方の要因を分析。グループごとに短時間で考察を取りまとめ、プレゼンテーションまでを一気通貫で行いました。
講座の後半では、3D CADによる「構造解析」を実施し、今回の実験結果がコンピュータ上で精度高く再現できることを体験。現実には実験が困難な過酷な条件であっても、デジタル上で予測や評価が行えるという、DX(デジタルトランスフォーメーション)の本質的な手法を習得しました。
参加した生徒たちからは、「自分が設計した橋がどこから破壊されるかを実験と解析の両面から検証でき、データの重要性がよく理解できた」、「デジタル技術を使えば試作のコストや時間をかけずにアイデアを形にできることが分かった」といった声が寄せられました。基礎編から応用編へと段階を踏んで学びを深めたことで、自らのアイデアを仲間とともに形にする探究力と、デジタル技術を駆使して社会の課題を解決する実践的なアプローチを体験する貴重な機会となりました。
本学では、今回のような3Dプリンタや構造解析を活用したモノづくりDXをはじめ、生成AI講座やデータサイエンス実習、工場見学など、各高校のニーズに応じたオーダーメイド型の「DXハイスクール支援プログラム」を展開しています。最先端のデジタル技術を学び、将来その技術と探究心を活かして地域社会や産業の発展に貢献したいと願う高校生の皆さんの挑戦を、本学は強力にバックアップします。また、生徒の自発的な探究活動や高大連携によるDX教育の導入をご検討されている他校の教員の皆様も、ぜひ本学までお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。
【本件問い合わせ先】
研究・イノベーション共創機構 研究企画戦略室
上級URA 佐藤 浩哉
E-mail:sato.hiroya◎okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています。
写真提供:MOSAdemy、岡山芳泉高等学校
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2026年08月25日