本学総合技術部は8月7日、小学4~6年生を対象とした「小学生のための工学実験教室2026」を本学津島キャンパスで開催しました。
17回目の開催となる今回は、前年度と同様の3つのテーマ「スペクトル分光器を作ろう」「3Dプリンターでオリジナル貯金箱を作ろう」、「消しゴムを作ってみよう」で実施しました。それぞれ定員10人のところ、63人の参加申し込みがあり、抽選で参加者を決定しました。欠席もあったため、当日は27人の小学生とその家族が参加しました。
「スペクトル分光器を作ろう」では、はじめに講師の技術職員が、光のスペクトルとは何か、スペクトル分光器の作り方などを説明。子どもたちははさみやカッターナイフを使って台紙から分光器のパーツを切り出し、光を分けるための回折格子、波長を測るスケールなどを貼り付け、箱型に組み立てました。さらに色を塗ったり絵を描いたりして、自分だけの分光器を完成させました。最後に完成した分光器で、自然光、白熱灯、蛍光灯、LEDライトなどの白色の光や、ノートPCに表示させたさまざまな色を観察しました。子どもたちは、白い光が虹色に分かれるのを見て驚き、光の色の観察を楽しんでいました。
「3Dプリンターでオリジナル貯金箱を作ろう」では、参加者がフタのデザインと本体の色塗りを交代で行いました。フタのデザインでは、技術職員とテクニカルリサーチャー(TR)がサポートし、簡易的なモデリングソフトを使ってオリジナルのモデルを作成しました。本体はアクリル絵の具やマジックで自由に彩色し、最後に組み合わせて自分だけの貯金箱を完成させました。3Dプリンターの説明や出力実演では、子どもたちや保護者から多くの質問があり、高い関心を感じられました。
「消しゴムを作ってみよう」は本学学術研究院環境生命自然科学学域の沖原巧講師の協力のもと昨年から実施しています。最初に、ポリ塩化ビニル(プラスチック)と可塑剤(プラスチックを溶かす油)と炭酸カルシウム(チョークの粉)と香料をよく混ぜました。次に、真空ポンプで脱気しました。脱気中には、ドロドロの液体からプツプツと泡が出てきたり膨らんだりする様子を観察しました。その後、思い思いのシリコンの型に流し入れて、150℃の恒温槽で30分加熱。最後に氷水で冷やし固めて、自分だけの消しゴムが完成しました。
今回の開催について総合技術部本部長の佐藤法仁副理事(研究・産学共創総括担当)・副学長(学事担当)・上級URAは、「本年度も無事に開催できましたこと、関係者の皆さまに厚く御礼申し上げます。科学へのワクワクドキドキを育むことは、担当する技術職員らの大きな成長にもつながると考えています。技術職員らの技術を社会に還元し、広く貢献できるように今後も活動を進めます。ぜひご期待ください」とコメントしました。
総合技術部の地域貢献・科学啓発活動は本学工学部との共催で、学内に限らず学外も含めてさまざまな場面で開催しています。特に次世代を担う子どもたちが楽しく科学に触れ、科学をより身近に感じることのできるテーマを精力的に実施しています。今後も開かれた地域中核・特色ある研究大学:岡山大学と総合技術部の活動にご期待ください。
<参考>
・総合技術部が「小学生のための工学実験教室2025」を開催
・総合技術部が「小学生のための工学実験教室2024」を開催
・本学総合技術部が「小学生のための工学実験教室2023」を開催
【本件問い合わせ先】
総合技術部 地域貢献ワーキンググループ
E-mail:tech-demae◎okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています。
総合技術部HP
総合技術部が「小学生のための工学実験教室2026」を開催
2026年08月31日