国立大学法人 岡山大学

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放射光科学による革新的イノベーションワークショップを開催

2014年03月27日

 岡山大学の研究力の強みのひとつ、「光技術分野」をさらに増強し、異分野連携を探索しようと、本学理学部附属界面科学研究施設とリサーチ・アドミニストレーター(URA)執務室は3月14日、「放射光科学による革新的イノベーションワークショップ」を理学部で開催しました。
 文部科学省研究開発基盤課量子放射線研究推進室の神部匡毅室長補佐をはじめ、本学学生や教職員、高エネルギー加速器研究機構物質構造科学研究所、広島大学放射光科学研究センター(HiSOR)の研究者ら約40人が参加。山本進一研究担当理事・副学長が本学の放射光研究の方向性について説明し、参加者もそれぞれの研究所における取り組みを紹介しました。本学は、世界最高の放射光施設である独立行政法人理化学研究所播磨事業所の「SPring-8/SACLA」にもっとも近地の総合大学であり、本学でも「SPring-8/SACLA」を利用して多くの研究が進められています。また、HiSORには、岡山大学専用ビームライン(BL)があり、基礎研究開発に役立てられています。こうした施設を活用した人材育成や研究開発の現状について、大学院自然科学研究科薄膜物性学研究室の横谷尚睦教授が、具体例を交えて説明し、参加者らは放射光科学の革新的な利活用について、熱心に意見交換を行いました。
 本学は、文部科学省が昨年8月に選定した「研究大学強化促進事業」の支援対象大学(国内19大学)です。世界で研究の量、質ともに存在感を示す「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」につながる積極的な研究推進・研究力向上を実施しており、今回のワークショップの成果も研究大学運営に活かしていきます。
 本ワークショップは、今年度本学が採択された文部科学省のCOI STREAM「大学等シーズ・ニーズ創出強化支援事業(イノベーション対話促進プログラム)」の一環で実施されました。

岡山大学理学部附属界面科学研究施設:http://www.science.okayama-u.ac.jp/~surface/
放射光科学と創薬科学融合による革新的イノベーション創出ワークショップ(参考):
//www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id3250.html

【本件問い合わせ先】
大学院自然科学研究科教授 横谷尚睦
TEL:086-251-7897

(14.03.27)

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