国立大学法人 岡山大学

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有機化学分野で活躍のヴィルト教授(英国・カーディフ大)が講演 フューチャーセッション

2014年07月07日

 有機化学分野における国際共同研究などをより深めるため、本学は6月24日、英国・カーディフ大学のトーマス・ヴィルト(Thomas Wirth)教授を招いて、「第15回フューチャーセッション」を本学工学部1号館で開催しました。
 有機化学の分野で活躍するヴィルト教授は、超原子価ヨウ素化学を基盤とした画期的な有機合成手法や溶液を流しながら連続的に化学合成を行うフローケミストリーの世界的第一人者であり、知日家でもあります。今回、千葉県成田市で開催された「第4回超原子価ヨウ素化の国際会議(ICHIC2014)」の参加のため来日されたのを機会に、本学での招聘講演を設けることになりました。セッションでは、ヴィルト教授の多岐にわたる研究について紹介。有機合成化学に関連する最新の知見について話題を提供し、本学教職員、学生ら約70人と活発な議論を行いました。
 カーディフ大学は、英国の大規模研究型大学24校で構成される「ラッセル・グループ」のひとつであり、ウェールズにおける研究重点大学でもあります。本学は昨年8月に文部科学省が選定した「研究大学強化促進事業」の支援対象大学(国内19大学)であり、化学分野においては本学大学院自然科学研究科(工学系)の高井和彦教授が本年、公益社団法人日本化学会「第66回日本化学会賞」を受賞するなど、高い研究力を有しています。今回のヴィルト教授とのセッションを機に、本学研究者らとさらなる研究連携・国際共同研究へと発展させ、世界で研究の量、質ともに存在感を示す「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」につなげていきます。

※本学が開催する「フューチャーセッション(Future Session)」とは、次世代シーズ・ニーズ創出を探るとともに、未来について多様な立場から解決すべき問題を提起し、少人数で活発な対話を通してより良い未来を実現する解決策を構築するセッションのことです。

※過去3回の岡山大学フューチャーセッション
第12回(テーマ「革新的光技術」)はこちら
第13回(テーマ「科学技術政策」)はこちら
第14回(テーマ「環境科学」)はこちら


【本件問い合わせ先】
大学院自然科学研究科 教授 菅 誠治
TEL:086-251-8081

(14.7.7)


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