国立大学法人 岡山大学

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メタバースが築く、全国の小児・AYA世代患者の「治療の先の未来」―メタバース空間で、天王寺動物園の現役飼育員による特別解説ツアーを開催 ―

2026年06月22日

国立大学法人岡山大学
近鉄不動産株式会社
地方独立行政法人天王寺動物園
クラスター株式会社


◆発表のポイント

  • 病室から動物園へ: 全国30以上の病院で治療中の小児・AYA世代の患者さんが、アバターとなりメタバース空間上の「バーチャル天王寺動物園」へお出かけします。
  • 現役飼育員による動物解説: 近鉄不動産が構築・運営しているメタバース空間を舞台に、天王寺動物園の現役飼育員がリアルタイムで動物の生態の解説を行います。
  • 「将来への希望」を創出: 治療後のリアルな来園を目標とする「希望の架け橋」として、患者さんの治療への意欲とウェルビーイング向上に寄与します。

 岡山大学病院、近鉄不動産株式会社(以下、「近鉄不動産」という。)、地方独立行政法人天王寺動物園(以下、「天王寺動物園」という。)、クラスター株式会社(以下、「クラスター社」という。)の四者は、長期療養を必要とする小児・AYA世代(Adolescent and Young Adult)のがん患者さんに対し、メタバース空間上で天王寺動物園の現役飼育員による「バーチャル天王寺動物園ツアー」を開催します。
 本企画は、岡山大学病院を含む、全国30以上の拠点病院および連携施設から、タブレットやVRゴーグル等を用いて参加することができ、動物の生態の解説を聞きながら、メタバース空間内で、場所を問わない自由な交流を楽しむことができます。
 この体験を、退院後にリアルの天王寺動物園を訪問するという単なる娯楽にとどめず、具体的な「未来の目標」へと繋ぎ、長期療養中の子どもたちの心に前向きな気持ちを育み、社会全体で病気と闘う子どもたちを支える新たな支援モデルとして、地域格差のない持続可能なケアを実現します。

◆研究者からひとこと

 長期の治療を必要とする小児・AYA世代の患者さんにとって、病棟生活は孤独との戦いでもあります。私たちはこれまで、メタバースを通じて「一人ではない」と感じ合える居場所を提供してきましたが、今回の近鉄不動産、天王寺動物園、クラスター社とのコラボレーションは、そこに「外の世界への希望」という新たな光を灯すものです。実際の飼育員さんの解説に触れ、仲間と共に驚き、笑い合う体験は、単なる映像視聴とは異なる、心の活力をもたらします。この体験が、治療を乗り越えた先の豊かな未来を約束する「希望の架け橋」となることを願っています。メタバースで初めて天王寺動物園に行く患者さんが、退院後に本当の天王寺動物園に遊びに行って楽しむ、そんな未来を期待しています。
長谷井教授

■研究資金
 本研究は、クラウドファンディング「入院中でも全国と繋がれる!小児・AYA世代がん患者さんのためのメタバース」の資金、および公益財団法人 日本生命財団の支援を受けて実施しております。なお、研究資金は、患者さんが参加するためのVRゴーグル・タブレット等の機器購入等に充当しています

<詳しい研究内容について>
メタバースが築く、全国の小児・AYA世代患者の「治療の先の未来」―メタバース空間で、天王寺動物園の現役飼育員による特別解説ツアーを開催 ―


<お問い合わせ>
岡山大学学術研究院医歯薬学域(医)医療情報化診療支援技術開発講座
教授 長谷井 嬢
(電話番号)086-235-7273

【バーチャル天王寺動物園に関するお問合わせ先】
近鉄不動産株式会社 経営企画室(広報)
北田・眞杉・大沼(電話番号)06-6776-3057

クラスター株式会社 広報部
西尾(電話番号)050-5603-8120
椎名(電話番号)050-5603-5516

【動物の生態等に関するお問合せ先】
地方独立行政法人天王寺動物園
(電話番号)06-6771-8404

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