岡山大学 農学部

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巻貝の新種ウラウチコダマカワザンショウ-西表島・石垣島のマングローブに固有な絶滅危惧種-

2025年01月08日

 岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域(農)の福田宏准教授と沖縄県海洋深層水研究所の久保弘文元所長は、貝類の新種ウラウチコダマカワザンショウ Ovassiminea hayasei Fukuda & Kubo, 2024 を記載しました。
 本種は沖縄県西表島と石垣島に固有で、マングローブ湿地の砂泥底に産します。インド−西太平洋の熱帯〜亜熱帯に見られるコダマカワザンショウ属 Ovassiminea Thiele, 1927 の現生種のうち、最も北方に分布する種です。現時点でわずか5カ所のごく狭い範囲でのみ知られ、開発に伴う棲息環境の悪化が懸念されることから、環境省と沖縄県のレッドリストで絶滅危惧II類(VU)とされています。
 この研究成果は2024年12月24日、日豪共同刊行の軟体動物学雑誌「Molluscan Research」にオンラインで掲載されました。

詳細は下記リンク先をご覧ください。

参照リンク

https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id1325.html

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