エアロゾル・雲・降水の相互作用を介した気候への影響を研究しています

新着論文

大気中に存在する微粒子(エアロゾル)は、人間活動によって排出される硫酸塩や黒色炭素などのほか、砂漠から巻き上げられる砂塵や海の波しぶきによって大気中に放出される海塩粒子など、起源はさまざまです。これらエアロゾルは、雲の凝結核として機能するプロセスを介し、雲・降水特性(雲の寿命や降水の頻度・強度など)を変調させる効果を持っているため、地球の水循環・放射収支をはじめとする気候システムに重要な役割を果たしています。しかし、これらの効果は時空間変動が大きく観測から拘束することが難しいため、定量的な理解には至っておらず、数値モデルを用いた気候変動予測における最大の不確実要素の一つとなっています。
当研究グループでは、こうしたエアロゾル・雲・降水・気候相互作用の定量的な理解を目指し、人工衛星観測データおよび数値モデルを複合的に用いた研究を推進しています。特に、これらの素過程レベルでのメカニズムの解明にフォーカスを当て、雲場と環境場・力学場のリンクをインタラクティブに表現する新しい雲・降水モデリング手法の開発や、衛星観測シミュレータ(COSP)を活用したモデル評価など、国際コミュニティの中でも先進的な研究を推進しています。詳細は、プロジェクトページをご覧下さい。


ニュース

2021-04-01
科学技術振興機構(JST)創発的研究支援事業の研究代表者としてプロジェクトを開始しました。研究課題名は「多圏間の相互作用を紐解く新しい地球温暖化科学の創設」で、2027年度までの7年間(最長10年間)のプロジェクトです。
2021-04-01
岡山大学学術研究院自然科学学域に着任し、道端研究室(雲物理気候学研究室)が始動しました。
2021-02-02
科学技術振興機構(JST)創発的研究支援事業に道端の提案課題が採択されました。研究課題名は「多圏間の相互作用を紐解く新しい地球温暖化科学の創設」です。
若手研究者(博士号取得後15年以内)による既存の枠組みにとらわれない自由で挑戦的・融合的な研究について長期間(原則7年間)にわたり支援するものです。
2020-12-15
統合的気候モデル高度化プログラム・テーマA運営委員会に出席しました(Zoom会議)。道端は、担当している領域課題(i)サブ課題bの現状報告を行いました。
2020-12-14
研究代表者である環境研究総合推進費・革新型研究開発(地球温暖化予測のための時空間シームレスな降雨・降雪スキームの開発)のアドバイザリーボード会合を開催しました。
2020-11-16
降雪が引き起こすエアロゾル・雲相互作用のバッファに関するメカニズムについて提唱した論文が、Atmospheric Chemistry and Physics誌に掲載されました。
2020-10-29
オンライン(Zoom)で開催された日本気象学会2020年度秋季大会に参加し、オンデマンド講演を行いました。
2020-10-02
オンライン(Zoom)で開催された第2回モデル開発コンソーシアムに出席し、MIROC7構築に向けた大気物理過程の開発状況について発表しました。
2020-07-14
オンライン(Zoom)で開催されたJpGU-AGU Joint Meeting 2020で招待講演を行いました。衛星観測データと数値気候モデルを用いたエアロゾル・雲・降水相互作用の理解深化に関して、これまで推進してきた雲・降水・放射まわりのモデル開発の取り組みを紹介しました。
2020-06-23
環境研究総合推進費・革新型研究開発のキックオフ会合を開催しました。
2020-05-30
気候モデルにおける共通バイアスの一つである降水素過程とエネルギー収支の間の誤差補償問題が、降水予報型スキームの導入によって緩和されるメカニズムを明らかにした論文が、Geophysical Research Letters誌に掲載されました。
2020-04-01
環境研究総合推進費・革新型研究開発の研究代表者としてプロジェクトを開始しました。研究課題名は「地球温暖化予測のための時空間シームレスな降雨・降雪スキームの開発」で、2021年度までの2年間のプロジェクトです。
2020-03-31
降雪が引き起こすエアロゾル・雲相互作用のバッファに関するメカニズムについて提唱した論文が、Atmospheric Chemistry and Physics誌のDiscussion forumに掲載されました。
2020-01-14
米国・ボストンで開催された2020 AMS Annual Meetingで招待講演を行いました。これまで推進してきた、衛星観測データと数値気候モデルを用いたエアロゾル・雲・降水相互作用の不確実性の理解に関する国内外の最新の研究成果をレビューしました。
2019-12-12
米国・サンフランシスコで開催されたAGU Fall Meeting 2019で口頭発表を行いました。
2019-11-27
九州大学にて開催されたEarthCARE Workshop 2019に参加し、口頭発表を行いました。
2019-11-22
東京大学大気海洋研究所にて開催された、統合的気候モデル高度化プログラム・テーマA運営委員会に参加しました。道端は、担当している領域課題(i)サブ課題bの現状報告を行いました。
2019-10-30
福岡国際会議場にて開催された日本気象学会2019年度秋季大会に参加し、口頭発表を行いました。
2019-10-29
福岡国際会議場にて開催された日本気象学会2019年度秋季大会において、日本気象学会山本賞を受賞しました。受賞対象業績は「数値気候モデルと衛星観測の複合利用によるエアロゾル・雲・降水相互作用に関する研究」です。
2019-10-10
衛星シグナルシミュレータCOSP2に導入した暖かい雨の微物理プロセス診断ツールに関する技術論文が、Geoscientific Model Development誌に掲載されました。この論文に付随して、実装したソースコードおよびA-Train衛星観測による統計データセットも併せて一般公開しています(DOI付与)。
2019-07-05
東京大学大気海洋研究所にて開催された、統合的気候モデル高度化プログラム・テーマA運営委員会に参加しました。道端は、担当している領域課題(i)サブ課題bの現状報告を行いました。
2019-06-27
衛星シグナルシミュレータCOSP2に導入した暖かい雨の微物理プロセス診断ツールに関する技術論文が、Geoscientific Model Development誌のDiscussion forumに掲載されました。
2019-06-22
共著論文がGeophysical Research Letters誌にアクセプトされました。インド夏季モンスーンに伴うダストの輸送イベントについて10年分の衛星解析を実施し、ダストがもたらす雲氷の微物理特性の調整および降水量変化のリンクを示した論文です。
2019-06-07
JAMSTEC東京事務所にて開催されたPOCKIEミーティングに参加し、開発中の雲・降水スキームに関する研究発表を行いました。
2019-04-24
中国南京大学において開催された、第5回Aerosol-Cloud-Precipitation-Climate Workshop(ACPC-WS)に参加し、口頭発表を行いました。
2019-04-18
共著論文がJournal of Climate誌にアクセプトされました。Warm-rainプロセスと放射強制力の矛盾が存在することを示した論文です。
2019-04-01
科学研究費補助金・基盤研究Sの研究分担者としてプロジェクトを開始しました。研究代表者は九州大学応用力学研究所の竹村俊彦教授です。研究課題名は「階層的数値モデル群による短寿命気候強制因子の組成別・地域別定量的気候影響評価」で、2023年度までの5年間のプロジェクトです。
2019-04-01
科学研究費補助金・若手研究の研究代表者としてプロジェクトを開始しました。研究課題名は「数値モデルに適用する雲氷・降雪粒子の新スキーム開発による気候予測の高精度化」で、2022年度までの4年間のプロジェクトです。
2019-03-08
MIROC6-SPRINTARSに導入した予報型降水スキームに関する論文が、Journal of Advances in Modeling Earth Systems誌にアクセプトされました。
2019-03-06
ホノルルにて開催された、2019 Joint US-Japan Workshop on Climate change and Variabilityに参加し、口頭発表を行いました。
2019-01-10
国立環境研究所において、気候モデルにおける雲物理過程と気候影響評価の不確実性に関するセミナーを行いました。また、翌11日に東京大学福武ホールにて開催された、S-12公開シンポジウム・アドバイザリー会合に出席しました。
2018-12-21
東京大学大気海洋研究所にて開催された、統合的気候モデル高度化プログラム・テーマA運営委員会に参加しました。道端は、担当している領域課題(i)サブ課題bの現状報告を行いました。
2018-11-28
英国大使館にて開催されたRENKEI Workshopに参加し、日英の気候変動研究に関する取り組みと学際的研究の将来可能性についてディスカッションを行いました。
2018-10-17
10月16日〜19日にかけて米国ボルダー(NCAR)にて開催されたCFMIP 2018に参加し、衛星シミュレータCOSPに導入するモデル診断ツールの開発に関する講演を行いました。また、学会期間中に行われたCOSP開発者会議で、マルチモデル解析への診断ツールの適用についてディスカッションを行いました。
2018-09-14
JAMSTEC東京事務所にて開催されたPOCKIEミーティングに参加し、巨大海塩による気候影響のモデル化に関する研究発表を行いました。
2018-08-01
九州大学応用力学研究所・気候変動科学分野に助教として着任しました。
2018-07-31
東京大学大気海洋研究所にて、統合的気候モデル高度化プログラム・テーマA運営委員会が行われました。道端は、担当している領域課題(i)サブ課題bの現状報告を行いました。
2018-07-09
カナダ・バンクーバーにて開催された、AMS 15th Conference on Cloud Physics/15th Conference on Atmospheric Radiation 2018 に参加し、ポスター発表を行いました。
2018-05-22
千葉県幕張メッセにて開催された、JpGU Meeting 2018 に参加し、口頭発表を行いました。
2018-04-20
東京大学本郷キャンパスにて開催されたPOCKIEミーティングに参加し、衛星観測シミュレータCOSPに関する話題提供を行いました。
2018-04-01
東京大学大気海洋研究所・鈴木研究室に、日本学術振興会特別研究員PDとして移籍しました。研究課題名は、「数値モデルと衛星観測の複合利用によるエアロゾル・雲・降水相互作用の解明」です。
2018-02-15
UK Met Officeに引き続き、2月15日から同16日にかけてオクスフォード大学を訪問し、セミナー講演を行ったほか、Philip Stierのグループとのディスカッションを行いました。
2018-02-12
2月12日から同13日にかけて、UK Met Office(英国気象局)を訪問し、セミナー講演を行ったほか、エアロゾル・雲・降水・気候分野の研究者とのディスカッションを行いました。
2018-01-12
JAMSTEC東京事務所にて開催されたPOCKIEミーティングに参加し、衛星観測シミュレータCOSPを用いた気候モデルの雲・降水スキームの評価に関する進捗報告を行いました。
2018-01-10
九州大学大学院総合理工学府の同窓生ページに、道端が寄稿したメッセージが掲載されました。
2017-11-14
東京大学大気海洋研究所で開催された、第2回MIROC大気物理WGミーティングに参加し、開発中の予報型降水・降雪スキームの開発状況について進捗報告を行いました。また翌15日に、鈴木グループと衛星観測シミュレータCOSPに関する研究打ち合わせを実施しました。
2017-10-30
10月30日〜11月2日にかけて北海道大学にて開催された日本気象学会2017年度秋季大会にて、口頭発表を行いました。
2017-10-24
10月23日〜同24日にかけて韓国・釜山にて開催された、日中韓気象学会(Asian Conference on Meteorology 2017)に参加し、口頭発表を行いました。
2017-10-20
本年度4月に採択された、統合的気候モデル高度化研究プログラムテーマA「全球規模の気候変動予測と基盤的モデル開発」(代表:渡部雅浩教授)の定例ミーティング(通称POCKIEミーティング)がJAMSTEC東京事務所にて開催され、開発中の予報型降水スキームに関する進捗報告を行いました。道端は、領域課題(i)-b「物理プロセスの高度化による気候モデル開発」(代表:鈴木健太郎准教授)に参画しています。
2017-09-27
9月25日から同28日にかけて東京大学本郷キャンパスに於いて開催された「2017 CFMIP Meeting on Clouds, Precipitation, Circulation, and Climate Sensitivity」に参加し、ポスター発表を行いました。
2017-09-25
九州大学大学院総合理工学府博士課程を卒業しました。
2017-09-11
中島映至先生の受賞記念祝賀ワークショップ「エアロゾル・雲・放射・気候に関する研究集会」が、9月11日〜12日にかけて東京大学本郷キャンパスで開催されました。この度は、複数の栄誉あるご受賞誠におめでとうございます。
道端は、これまで開発を担当してきた予報型降水スキームの開発状況に関して、研究の進捗報告を行いました。
2017-08-25
博士学位論文の最終版を提出しました。【全文PDF
2017-08-01
東京大学大気海洋研究所で開催されたモデル衛星連携研究会2017で口頭発表を行いました。また翌2日に、同研究所鈴木グループと気候モデルMIROCの統合的雲・降水スキームの開発に関する研究打ち合わせを行いました。
2017-07-25
博士論文の公聴会を実施し、博士(理学)の学位授与が承認されました。5名の審査員の先生方、遠方より公聴会へのご出席と審査のご協力、誠にありがとうございました。
2017-04-27
博士論文の予備調査会にて、研究発表・口頭試問による学位授与のための審査が実施されました。
2017-03-22
岡山国際ホテルで開催されたGCM検討会で口頭発表を行いました。
2017-03-05
くまもと森都心プラザで開催された日本気象学会2016年度九州支部発表会で口頭発表を行いました。支部奨励賞を受賞しました。
2016-12-16
アメリカ・サンフランシスコで開催されたAGU Fall Meeting 2016でポスター発表を行いました。
2016-12-13
Atmospheric Chemistry and Physics誌に論文が掲載されました。
2016-10-26
名古屋大学で開催された日本気象学会2016年度秋季大会で、口頭発表(招待講演)を行いました。
2016-09-21
Atmospheric Chemistry and Physics誌のDiscussion forumに論文が掲載されました。
2016-09-03
長崎大学で開催された気候システム研究集会2016で口頭発表を行いました。
2016-08-05
NASA GSFCの松井さんが九大応力研を訪問され、衛星観測および気候モデルを用いた雲のオーバーラップスキームの改善に関するプロジェクトの打ち合わせを行いました。道端は衛星シミュレータを用いた、気候モデルの性能検証を担当しています。
2016-07-26
イギリス・マンチェスターで開催されたInternational Conference on Cloud and Precipitation (ICCP) 2016でポスター発表を行いました。ICCPは4年に一度開催される、雲および降水をテーマにした国際学会で、次回2020年大会はインドでの開催が決定しました。
2016-07-19
九州大学伊都キャンパスで行われている大気流体セミナーにて、招待講師としてセミナー講演を行いました。
2016-06-06
東京都で開催された第1回MIROC大気物理WG会合にビデオ会議で参加しました。 開発中の予報型雲・降水スキームの開発状況について話題提供を行いました。
2016-05-20
東京都で開催された日本気象学会2016年度春季大会で口頭発表を行いました。
2015-12-18
アメリカ・サンフランシスコで開催されたAGU Fall Meeting 2015でポスター発表を行いました。
2015-12-04
東京都で開催されたGCM検討会に参加しました。
2015-11-25
東京大学大気海洋研究所(AORI)鈴木健太郎准教授との共同研究課題の打ち合わせを九大応力研で行いました。
2015-10-26
京都府で開催されたAsian Conference on Meteorology 2015で口頭発表を行いました。
2015-10-06
イタリア・フラスカティで開催されたAeroCom Workshop2015でポスター発表を行いました。
2015-09-29
東京都で開催されたUniversity Allied Virtual Laboratory 2015で口頭発表を行いました。
2015-09-11
鹿児島県で開催された気候システム研究集会2015で口頭発表を行いました。
2015-09-05
Journal of Geophysical Research誌に論文がPublishされました。
2015-05-22
茨城県つくば市で開催された日本気象学会2015年度春季大会で口頭発表を行いました。
2015-04-27
東大AORIで開催された気候感度ミーティングで口頭発表を行いました。
2015-04-01
日本学術振興会特別研究員DC1として、九州大学応用力学研究所・竹村研究室に配属されました。研究課題名は、「衛星観測データのシナジー解析を活用した次世代型気候モデルの構築および改良」です。
2015-03-27
東京都で開催された第8回気象庁数値モデル研究会に参加しました。
2015-03-25
九州大学大学院総合理工学府修士課程を卒業しました。総合理工学府賞が授与されました(首席卒業)。
2015-02-06
修士論文を提出しました。
2014-12-16
サンフランシスコで開催されたAGU Fall Meeting 2014でポスター発表を行いました。
2014-12-08
東京都で開催されたGCM検討会に参加しました。
2014-11-15
九州大学・京都大学・慶応大学3大学連携リーディング大学院ワークショップを九州大学が主催し、実行委員として企画・運営を担当しました。
「RAによる研究成果発表」で口頭発表を行いました。
2014-11-13
Atmospheric Chemistry and Physics誌に論文が掲載されました。
2014-10-30
東京都で開催されたESM勉強会に参加しました。
2014-10-21
福岡県福岡市で開催された日本気象学会2014年度秋季大会でポスター発表を行いました。
2014-09-27
福岡県福岡市で開催された気候システム研究集会2014で口頭発表を行いました。
2014-07-30
北海道札幌市で開催された国際学会AOGSでポスター発表を行いました。
Best Student Poster Awardを受賞しました。
2014-06-17
東大AORIで開催されたGCM検討会に参加しました。
2014-04-28
Atmospheric Chemistry and Physics誌のDiscussion forumに論文がPublishされました。
2014-04-01
ホームページを開設しました。
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