「妊娠中からの母子支援」即戦力育成プログラムの受講を希望される方


※募集期間は終了しましたが、受講希望(個人)の方は、
 メールでお問い合わせください。
 (mail:josan@cc.okayama-u.ac.jp)

『「妊娠中からの母子支援」即戦力育成プログラム24
(2024 年4月開講)受講生募集について

 ○募集要項( PDF ) 
 ○申込書類(PDF  Word

募集期間は2023年11月20日(月)~2024年2月16日(金)です。
奮ってお申込みください。
※メールでもご応募いただけます。履歴書(様式1)のみメール添付でお送りください。 (卒業[修了]証明書の提出は受講決定後でも可能です。)
 ✉josan@cc.okayama-u.ac.jp

受講生の方の感想を載せてますのでぜひ参考にご覧下さい。
→こちらへ

★育成プログラム紹介動画を作成しました! 是非ご覧下さい。
https://youtu.be/kMa2raOUGxg

★プログラムの体験視聴動画も作成いたしました。
視聴ご希望の方はお気軽にメールでお問い合わせください。
オンラインでの受講を体験できる、いくつかのセミナーを組み合わせた動画に
なっています。
✉josan@cc.okayama-u.ac.jp

※単位授与を希望される方へ
検定料振込、提出書類について別途お知らせいたします。
応募書類提出前に、育成プログラム事務局までメールでご連絡ください。
✉josan@cc.okayama-u.ac.jp
○単位授与について(PDF

 

「妊娠中からの母子支援」即戦力育成プログラムの目的

 人材不足のため産科医療は崩壊し、全国で分娩難民が発生しています。このため、産科医、助産師、看護師間の役割分担の再考とパートナーシップの強化が必要となっています。また、女性への支援の観点からは、助産師、看護師、保健師の役割は増しており、妊婦以外にも、不妊・不育(流死産を繰り返す)女性、子育て女性への支援は重要になっていますが、実践する専門家は非常に不足しています。
 助産師免許や看護師免許を取得しながら結婚、妊娠、子育てのため家庭に入った女性達や、コミュニケーション能力不足で人間関係を築けず辞職した新卒助産師・看護師達は、元来、この分野に関心が高く、就労する意欲も強いことから貴重な人的資源であり、その復帰支援は実効性のある施策です。
 「妊娠中からの母子支援」即戦力育成プログラムでは、この取り組みの中で、現役で周産期医療・母子保健を担当している医療スタッフにステップアップした実践能力と幅広い見識を得ていただくとともに、種々の不安と制約を抱える非就労助産師・看護師と新卒助産師予備軍である現役助産学生とが、互いに人間関係を築きながら、ステップアップした実践能力と自信を獲得してもらいたいと考えています。また、この結果、多様な就業形態を選択可能とし、やりがいを持てる各種現場への復帰、就職を促進できることを目的としています。
 岡山大学大学院保健学研究科では、このプログラムの趣旨にそった意識と意欲を持った受講生を求めています。


プログラムの概要

3つの学びのカリキュラム

 「産科の最新知識と産科超音波検査技術」、「新生児・子育て家族への支援」、「不妊症や流死産女性への支援」の3つの現場から専門スタッフを講師としてお呼びし、岡山大学大学院保健学研究科において、実践に即した講義と活きた実践技術を学びます。
 

 1.産科医療の最新知識、産科超音波検査技術を学ぶ 

   妊娠中から分娩までを通して総合的に妊婦を支援できる能力を獲得し、自立とともにその他の職種との
  協働ができる能力を身につけます。

  「胎児の正確な計測と成長の評価」「胎児・胎盤・羊水の大きな異常の基本的なスクリーニング」「画像
  を用いた胎児の観察」が出来ることを目標とします。また、胎児を観察しながら妊婦や夫と良好にコミュ
  ニケーションが取れるようトレーニングを行います。

 2.新生児・子育て家族への支援を学ぶ

   産後の身体的、精神的トラブルに関する医学的知識、産科医院でも役立つベビーマッサージの技術、子
  育て支援のための社会資源の活用法などを学びます。
   これにより、「分娩後の母親のための医学的知識」を獲得し、「子育て支援のための社会資源へのアク
  セス」、「産後うつ、児への虐待予防、障害児家庭支援のための地域連携」を体験し、自己の住む地域で
  の母子保健行政への参入、子育てボランティア活動の参加を促進する。また、地域の核となる指導者を養
  成することを目標とします。

 3.不妊症や流死産女性への支援を学ぶ
   不妊症、不育症に関する医学的知識、生殖医療に伴う生命倫理、看護カウンセリングの理論と技術、行
  政からの助成金制度などを学ぶとともに、実習としてクライアントへの対応や、死産が発生した場合の支
  援を行います。
   これにより、「不妊症、不育症に関する医学的知識」、「不妊症、不育症カップルに対する支援能力」
  、「死産を乗り越えるための支援」、「適正な生命倫理観」を獲得することを目標とします。

 ・産科超音波の基礎
 ・妊娠中からの虐待予防
 ・各種妊娠合併症の管理
 ・妊婦のDV、デートDVの実態
 ・正常分娩の落とし穴
 ・胎児心拍モニターによる新しい分娩管理法 
 ・北米、北欧型継続的子育て支援
 ・新生児蘇生法
 ・地域での子育て支援
 ・赤ちゃんを観る
 ・性教育の実践
 ・ベビーマッサージ
 ・妊孕性に関する啓発
 ・乳房管理、乳房マッサージ
 ・不妊症、不育症の基礎知識
 ・NICU卒業生のその後
 ・流、死産のケア
                                    など