膵ホスホリパーゼA2, PLA2 ( phospholipase A2)
測定法:RIA法(マイクロビーズ固相法)
外注会社:BML(平成15年3月31日まで大塚)
臨床的意義
膵ホスホリパーゼA2(PLA2)は膵臓で合成され、膵液中に分泌されて消化酵素として作用する。しかし近年膵PLA2には増殖因子としての強い活性があることが明らかにされた。膵液中の他の酵素と同様に膵PLA2の一部は血中に移行している。
異常値を示す疾患
高値疾患: 急性膵炎、慢性膵炎(急性増悪期)、膵癌(早期)、慢性肝炎、肝硬変、胆嚢炎、糖尿病、腎不全
低値疾患: 慢性膵炎(T群)、膵癌(末期)、糖尿病
基準範囲: 130〜400 ng/dL
採取容器:茶)生化学一般用分離剤入り試験管