総ハイドロキシプロリン, Hyp-T< hydroxyproline(total)
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測定法: キャピラリー電気泳動法
比色法(平成13年3月31日まで)
相関: Y=1.604X+4.716 r=0.999 n=150 X;旧, Y;新
外注会社:SRL(平成19年10月2日より)MBC(平成18年6月27日より平成19年3月31日まで)(平成18年6月26日までOML)
臨床的意義
ハイドロキシプロリン(Hyp)はアミノ酸の一種であり、化学的には4-hydroxy-L-prolineである。ゼラチンの加水分解産物で結合組織成分であるコラーゲンの構成アミノ酸である。現在18種類の遺伝子を異にするコラーゲンが認められているが、I型コラーゲンは皮膚や骨に多く分布する分子量約300kDaの巨大蛋白であり、分子量約100kDaの3本のα鎖ペプチドが三重らせん構造を形成している。このペプチドの特徴の一つは、Hyp、Pro、Glyなどのアミノ酸を多く含むことにある。特にHypはコラーゲンに特異的に存在するもので、Hypはコラーゲン代謝と関連のある疾患の動態を示す優れた指標の一つと考えられている。
異常値を示す疾患
高値疾患: 甲状腺機能亢進症、副甲状腺機能亢進症、末端肥大症、Paget病、骨軟化症、くる病、Marfan症候群、骨形成不全症、強皮症、皮膚筋炎
低値疾患: 甲状腺機能低下症、こびと症、Cushing症候群
基準範囲:
62.7〜251.6 μmoL/day
115〜460 μmol/day(平成13年3月31日まで)
採取管:SRL(Y
関連項目
III型プロコラーゲンN末端ペプチド(PIIIP)
プロリン水酸化酵素(PH)
IV型コラーゲン
ラミニン
ALP