国立大学法人 岡山大学

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工学部生が台湾、シンガポールの大学生とオンラインで国際交流

2021年03月11日

 本学工学部は3月2日、工学部生と台湾、シンガポールの学生とのオンラインでの国際交流を実施しました。
 本活動は、工学部が毎年実施している海外短期研修「DIG」がコロナ禍で中止となったことにより、その主旨を生かしつつ企画したもので、英語でのコミュニケーションに対する自信をつけることと、グローバル化に対する意識を高めてもらうことが目的。工学部生26人が参加しました。
 国際交流に先立ち2月15、16日、本学工学部の国際交流活動参加者を対象に、英語でのコミュニケーションに必要な基礎力の修得を目的とした短期語学研修を行いました。この研修は本学L-Caféとの共同で毎年実施しており、今年で3回目の実施でした。研修ではプレゼンテーションやディスカッションのスキルを高めるプログラムを行い、学生からは「人とコミュニケーションをとることに自信が持てた」、「素早く英語で話す能力がついた」などのコメントが寄せられました。その後は各自で復習を行い、英語力を高めて3月2日に臨んでもらいました。
 3月2日は、前半・後半に分けて実施。前半では台湾・長庚大学の学生らと研究セミナーを行いました。 英語で自己紹介した後、長庚大学と本学工学部の教員各4人ずつが講師となり、自動車予防安全技術に関する最新の研究技術などについて説明。発表後の質疑応答では、本学の学生から、語学研修の成果を生かした積極的な質問が上がりました。
 後半では、シンガポール国立大学の学生らとのグループワークを行いました。本学とシンガポール国立大学の学生ら各2人ずつの4人グループに分かれ、文化の違いやSDGsについて意見を交わしました。日本とシンガポールでは抱える問題にも大きな違いがあり、シンガポールでの水の確保や土地の管理の問題などについて本学学生が興味をもち、活発に意見交換を行っていました。本学学生の7割程度から「英語でのコミュニケーションに自信を持ててよかった」との回答があり、オンラインでもグローバル化に必要な教育を行うことができたと考えます。
 工学部は今後も、英語力を高め、グローバルな視座をもつ学生を育てるため、国際交流活動の機会を積極的に提供していきます。

○DIG:Dive Into Global societyの略で、「海外へ思い切って出て行って、グローバル化を身近な現象と捉え、自らの将来との関わりを考えてもらいたい」という主旨の工学部独自のプログラムです。

○本プログラムは近畿日本ツーリスト関係者、長庚大学 李 健峰 教授、山口大学 植村 隆 准教授、李 蘭迪 様、呉 紹華 様のご協力のもと実施しました。

【本件問い合わせ先】
大学院自然科学研究科(工学部) 教授 岡安 光博
TEL: 086-251-8025

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