国立大学法人 岡山大学

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漫画「AIの遺電子」作者、山田胡瓜先生に会える!オンライン対話型イベントを開催

2021年03月30日

 岡山大学-Ceedは3月20日、漫画「AIの遺電子」の作者・山田胡瓜先生を招き、作品の内容を題材に参加者とともに議論を交わし、多様な価値観について考えるオンラインの対話型イベントを開催しました。
 「AIの遺電子」は、近未来版「ブラックジャック」と称されており、答えのない問いを私たちに投げかける話題の漫画です。この日、「AIの遺電子」の中からあらかじめ選んだ3つの作品を題材にして、参加者30人が3~4人ずつのブレイクアウトルームに分かれ、印象深かった点や疑問に思った点などについて意見交換しました。その後、山田先生も交えて各ルームで出た意見を全体共有し、活発な議論を繰り広げました。
 後半の山田先生とのフリータイムでは、40を超える質問がひっきりなしに出てきました。「愛情はどうやって生まれるのでしょうか」、「心とはやはり、周りの環境などによって形成されると考えられますか」といった作品の内容に関するものから、「物語を考えるにあたってどういうところからインスピレーションを得ているのですか」、「好きな漫画やおすすめの本は何ですか」といったことまで多岐に渡りました。山田先生は何とその全ての質問に答えてくださいました。
 終了後のアンケートでは、「いのちとは何か、心とは何か、もしかすると起こり得るみらいについての議論ができて感激しました」、「同じ漫画を読んでも自分とは全く異なる解釈、意見を持つ人がいると知りました。自分の中で新たな考え方が生まれたように感じることができて本当によかったです」といった感想が寄せられ、大変有意義なイベントとなりました。
 今回のイベントは、岡山大学-Ceedのメンバーで大学院ヘルスシステム統合研究科博士前期課程1年の東尾卓さんが企画・実行。岡山大学-Ceedおかやまスタートアップ支援拠点運営委員会(ももスタ)が主催し、岡山大学オープンイノベーション機構の共催で実施しました。

○この日扱った3つの作品
1)AIの遺電子「労働のない街」(4巻に収録)
2)AIの遺電子「シャル・ウィ・ダンス?」(6巻に収録)
3)AIの遺電子 Blue Age「2175年の決断」(4/8に第1巻発売予定)

○「AIの遺電子」の1カットは、切り絵作家・中城遥さん(大学院ヘルスシステム統合科学研究科博士前期課程1年)がイベント宣伝用に制作したものです。文字も切り絵で描かれています。
中城さんの作品集はこちらからご覧いただけます(Instagram) 

○岡山大学-Ceedについて
 岡山大学の学生が主体となってアントレプレナーシップを共に学び、共に発揮し、共に未来を創造することをミッションにした組織です。
 2018年12月より「SiEED」という名称でスタートした「岡山大学起業家精神養成プログラム」は、2020年3月末日を以て寄附講座という形を終了しました。そして、2020年4月から、岡山大学のアントレプレナーシップ教育は ”持続可能な開発目標SDGsを実現できる人材育成” にフォーカスして、Nextステージに進みました。もちろんそのためには、いままでのSiEEDが大事にしていた「未知の問題を発見し未知の解決法を自ら創造する力」が重要になってきます。そのことを胸に、-Ceedとして、今後も学生主体でSiEEDプログラムで培われたアントレプレナーシップを suc-ceed 継承し、pro-ceedさらに前進し、ex-ceed 超えていきたいと考えています。
 HP:https://www.ceed-okayama.org/

【本件お問い合わせ先】
 岡山大学 全学教育・学生支援機構(担当:特任助教 鈴木真理子)
 E-mail:suzuk-m1◎okayama-u.ac.jp
 ※ ◎を@に置き換えて下さい。
 HP:https://www.ceed-okayama.org/

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