10月6日、ルネスホール（岡山市北区内山下）で、第73回岡山県文化賞・第22回岡山芸術文化賞の表彰式が行われ、本学の今津勝紀文明動態学研究所・教授が文化賞を受賞しました。式では、伊原木隆太岡山県知事から、今津教授に表彰盾が授与されました。
　今津教授は、日本古代史を専門として、古代社会論、ヤマト王権形成過程の地域史的研究に取り組んでおり、異分野との融合による独創的な人文学を創出しました。また、岡山藩政史料・池田家文庫の保存や県内の史跡整備に尽力するほか、ボランティア団体「岡山史料ネット」の代表として、西日本豪雨被災地の歴史資料を修復するレスキュー活動にも従事しました。令和3年4月に開所した岡山大学文明動態学研究所では、社会動態学研究コア長に就任し、研究所の運営に寄与しています。
　受賞にあたり、今津教授は、「今後も地域の豊かな歴史を掘り起こし、未来に繋げていく使命を果たしていきたい」と話しました。
　「岡山県文化賞」は、地域文化の向上に貢献した個人・団体をたたえる賞で、昭和23年度に創設。これまでに157人9団体が受賞しています。


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