国立大学法人 岡山大学

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冨樫教授(医)がAMED「令和4年度革新的がん医療実用化研究事業」に採択

2022年03月24日

 本学学術研究院医歯薬学域(医学系)腫瘍微小環境学分野の冨樫庸介教授が、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「令和4年度革新的がん医療実用化研究事業」に採択されました。
 同事業は、研究成果を確実に医療現場に届けるため、応用領域後半から臨床研究領域にて、革新的な診断・治療など、がん医療の実用化をめざした研究を強力に推進することにより、がんの本態解明からこれに基づく革新的な治療薬や診断・予防のためのバイオマーカーなどの開発・実用化を目的とした研究の加速化を目指すものです。
 今回、冨樫教授は本事業の「がんネットワークの臨床的意義の理解に基づく医療シーズの開発研究」の区分において、「腫瘍微小環境のミトコンドリア異常に基づく新規バイオマーカー及び治療開発」という題目のもと申請し、採択に至り、令和4~6年度までの期間、研究チームを率いることになります。
 今回の採択を受けて冨樫教授は、「本研究は平成30年度からサポートいただいているAMED次世代がん医療創生研究事業、革新的がん医療実用化研究事業など複数の研究成果をさらに発展させたものです。長きにわたるAMEDの手厚いサポートに深く感謝するとともに、今までにない新たな視点からがん免疫療法のバイオマーカーや治療開発に繋げ、患者さんに還元していきたいと思っています」とコメント。3年間の研究活動に意欲を見せました。
 冨樫教授は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が実施している若手研究者支援事業である「創発的研究支援事業」の採択者であり、本学のみならずわが国の若手研究者を先導するひとりです。今回の採択により、本学の強みである医療系の研究開発力の強化のみならず、次世代を拓く若手研究者の育成を推進します。今後の冨樫教授らの研究チームの活動にご期待ください。
 本件は、2022年3月22日にAMEDホームページに公開されました。

※JST「創発的研究支援事業」
特定の課題や短期目標を設定せず、多様性と融合によって破壊的イノベーションにつながるシーズの創出を目指す「創発的研究」を推進するため、既存の枠組みにとらわれない自由で挑戦的・融合的な多様な研究を、研究者が研究に専念できる環境を確保しつつ、原則7年間(途中ステージゲート審査を挟む、最大10年間)にわたり長期的に支援する事業です。
https://www.jst.go.jp/souhatsu/index.html


【本件問い合わせ先】
学術研究院 医歯薬学域(医学系)腫瘍微小環境学分野 教授 冨樫庸介
TEL:086-235-7390
https://www.mdps.okayama-u.ac.jp/research/researchfield/tumor-microenvironment/

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