国立大学法人 岡山大学

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アントレプレナーシップ養成イベント「成田悠輔氏トークライブ&セッション『学問と起業と二刀流』+公開メンタリング」を開催

2022年04月04日

 本学は3月13日、アントレプレナーシップ養成イベント「成田悠輔氏トークライブ&セッション『学問と起業と二刀流』+公開メンタリング」を岡山市の「ももたろう・スタートアップカフェ」(ももスタ)で開催しました。オンラインを併用し、約250人の学生・教職員・一般の方が会場及びオンラインで参加しました。
 第一部では、各種メディアに登場し、気鋭の経済学者として話題を集めている成田悠輔・イェール大学助教授が登壇。成田助教授自身が経済学の知見をさまざまな事業に活用する「半熟仮想株式会社」を創業し、服飾企業などと連携事業を展開していることやイェール大学の経済学教授とその教え子が甘さ控えめの紅茶を取り扱う「オネストティー」を立ち上げ、経済学の知見を活用して全米トップの紅茶ブランドに押し上げた例などを紹介し、「学問とビジネスの組み合わせは無限大。自分の可能性を狭めるのではなく、好きなことを好きなようにやれば良い」と話しました。
 続いて行われたトークセッションでは、「ももスタ」コーディネーターの藤田圭一郎氏、山田邦明氏が参加者から事前に寄せられた質問をもとに、成田助教授と討論。「都市部ではなく、岡山で起業することの強みは」との質問に対し、成田助教授が「東京も岡山も世界から見れば大きな違いはない。今の時代はどこでも仕事は出来るため、地方にいることを引け目に思うことはない。逆に地方には生活コストが低いなどのメリットもある」と応じ、また、「やりたいことがなくても別にかまわないと思うが、やりたいことが見つからないのが嫌なのであれば、他者に必要とされることをしてみるなど、他者の欲望に寄り添って自分の欲望を定義するという方法もある」とコメントするなど、白熱した議論が繰り広げられました。
 第二部では、起業を目指す学生がピッチ(事業計画の発表)を行い、成田助教授をはじめとしたメンター(助言者)からフィードバックを受け、気づきの中で更なるレベルアップを図る「公開メンタリング」を実施しました。公開メンタリングでは、岡山大学データサイエンス部や来年度正式発足予定の岡山大学起業部に所属する本学学生4人がそれぞれの事業計画を発表。トークセッションのメンバーに加え、本学学術研究院ヘルスシステム統合科学学域の志水武史准教授がメンターとなり、「ターゲットとする層を明確に」「データや現場の声をプレゼンに盛り込むと納得感が高まる」などのアドバイスを送りました。
 本イベントは、学生・教職員のアントレプレナーシップ(起業家精神)を養成するため、本学が採択を受けている内閣府の「国立大学イノベーション創出環境強化事業」の取り組みの一つとして、イノベーションマネジメントコア ベンチャー支援フィールドが実施しました。

○本学では、イノベーションマネジメントコア ベンチャー支援フィールドが窓口となり、技術シーズ・ビジネスプランの事業化に向けたアドバイス、経営相談先の紹介など、起業に関するさまざまな支援を行っております。ベンチャー企業設立にご興味をお持ちの教職員・学生の皆さんは、どうぞお気軽にご相談ください。

【本件お問い合わせ先】
岡山大学イノベーションマネジメントコア ベンチャー支援フィールド
E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
 ※@を◎に置き換えています。

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