国立大学法人 岡山大学

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資源植物科学研究所・馬建鋒教授の令和4年秋の紫綬褒章伝達式を開催

2022年11月30日

 岡山大学では11月18日に、本学資源植物科学研究所の馬建鋒教授の令和4年秋の紫綬褒章伝達式を執り行いました。これは例年実施されている皇居での拝謁及び文部科学省の褒章伝達式が、新型コロナウイルス感染防止の観点から見送られたため、槇野博史学長から同人への伝達を行ったものです。
 馬教授は、植物栄養生理学での研究功績が認められ、綬章が決定しました。植物は、生育に欠かせないミネラル栄養素を土壌から植物の各組織に輸送する多種多様な輸送体(トランスポーター)を必要としており、その一方で、土壌中に存在するカドミウムやヒ素のような有害元素も輸送体によって可食部に蓄積され、健康に影響を与えるため、ミネラルの輸送機構の解明は作物の生産性や品質だけではなく、我々の健康にも関係する重要な課題として注目されています。馬教授は長年にわたり主に作物(イネ、オオムギ、ソバなど)を対象に、ミネラル輸送機構に関する研究を行い、数々のミネラル輸送体を世界に先駆けて同定し、その制御機構を解明しており、日本の農学研究発展に大きく貢献していることが評価されました。
 伝達式には、槇野学長、高橋香代理事(企画・評価・総務担当)、馬教授、平山隆志資源植物科学研究所長が出席し、槇野学長が章記・褒章の伝達を行いました。
 馬教授は伝達を受け、「今回紫綬褒章を賜り、大変身に余る光栄です。多くの方に祝っていただき、ありがとうございました。これまでに苦楽を共にしてくれたスタッフやポスドク、学生、共同研究者の皆さんに感謝します。この章を励みに、今後さらに精進していきたいと思います」と話しています。


【本件問い合わせ先】
岡山大学総務・企画部人事課
TEL:086-251-7055

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