国立大学法人 岡山大学

LANGUAGE
ENGLISHCHINESE
MENU

本学から3人が受賞!岡山イノベーションコンテスト2022の受賞者が学長へ報告

2023年01月04日

 11月26日に革新的なビジネスのアイデアを競う「岡山イノベーションコンテスト2022」が岡山シンフォニーホールにおいて開催され、ビジネスプラン部門一般の部で学術研究院医歯薬学域の高橋賢助教が大賞に、同部門大学・専門学校生の部で大学院教育学研究科の宮本あゆはさんが大賞に、経済学部の脇田康之亮さんがMASC賞(※)にそれぞれ輝きました。
 この受賞を受け、昨年12月21日に高橋助教、脇田さん、1月4日に宮本さんが槇野博史学長に受賞を報告しました。受賞者、槇野学長のほか、高橋香代理事(企画・評価・総務担当)、那須保友理事(研究担当)・副学長、横井上席副学長(特命(グローバルエンゲージメント戦略)担当)が出席し、受賞者の活躍を称えました。
 高橋助教はヒトの臓器機能を再現できるチップを用いて、薬剤の効果を評価する手法を提案。これまでのラットやマウス等の実験動物を犠牲にした薬剤開発の手法にイノベーションをもたらす技術を開発しました。高橋助教は「世界的な動物実験禁止の流れは今回のプランへの追い風だと感じる。今後は社会のニーズを掘り下げ、技術の社会還元を促していきたい」と今後への抱負を語りました。
 宮本さんは自分の服のコーディネートを他のユーザーが提案してくれるSNS「こーでねーと」を提案。自身の経験をもとに「高い金額をかけることはできないけれど、服で失敗したくない」という若者のニーズを拾い上げ、提案に繋げました。宮本さんは「新しく購入するのではなく自分の服で、というのが『こーでねーと』のポイント。今後は服飾系の専門学校へのヒアリングを進め、コーディネートする側のニーズも取り入れたい」と語りました。
 脇田さんは学生と企業をつなぐキャリアカフェ「TsudoiVa」を考案。キャリア選択の情報を得たい学生と求める人材を採用したい企業が継続的に交流できる場となるカフェの設置を提案しました。脇田さんは「折角、岡山大学に入学しても就活の際に県外に学生が出てしまうことに問題意識を感じた。一度きりではなく継続的にコミュニケーションできる場を作りたい」と語りました。
 槇野学長は報告を受け、「本学から受賞者が出てとても嬉しい。今回受賞した提案は将来性があり、大学としても積極的にサポートしていきたい」とコメントし、受賞者の今後の活躍に期待を寄せました。

※MASC:岡山県倉敷市水島地域への航空宇宙産業クラスターの実現に向けた研究会
https://masc-jp.com/

【本件問い合わせ先】
総務・企画部 広報課
TEL:086-251-7292

年度