国立大学法人 岡山大学

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令和5年度OUフェローシップ認定証授与式を挙行 ~我が国の科学技術・イノベーション創出を担う若き研究者を全学体制で支援~

2023年05月11日

 本学は5月9日、「令和5年度岡山大学科学技術イノベーション創出フェローシップ(通称:OUフェローシップ)認定証授与式」を本学津島キャンパスの本部棟で行いました。
 OUフェローシップは、大学院博士課程在籍者を対象にした支援であり、認定者に対してフェローシップ(研究奨学金)として研究費(年間40万円~110万円)・生活費相当の支援金(年間180万円)を支給するとともに、本学独自の「若手研究者育成支援パッケージ」のもと、さまざまな取り組みで研究力向上とキャリアパスの確保などを支援する制度です。
 本学は、2021年2月、文部科学省「科学技術イノベーション創出に向けた大学フェローシップ創設事業」の採択を受け、同制度を創設。その後、同年9月に国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「次世代研究者挑戦的研究プログラム」にも採択され、「岡山大学科学技術イノベーション創出フェローシップ」として運用しています。今回の2023(令和5)年度分の認定者については、昨年9月に募集し、書面審査及び面接審査の結果、応募者延べ86人の中から28人を選定しました。
 式は、本事業統括支援である本学研究推進機構の大塚愛二特任教授の司会のもと、はじめに佐藤法仁研究・産学共創総括担当副理事・学事担当副学長から本事業制度の概要説明とともにエールがおくられました。続いて、菅誠治教学担当理事・上席副学長から認定者の氏名が読み上げられ、那須保友学長から代表者に認定証が授与されました。那須学長は「本学では大学院博士後期・博士課程の学生のみなさんを学生ではなく、研究者の一員とみなし、挑戦的研究に取り組めるように研究環境を整備しています。私自身も大学院生時代に多くの経験をし、その中には辛く困難なこともありましたが、多くの支えを頂いて学位を取得することができました。今日、認定を受けたみなさんも研究者としてさまざまなことが待ち受けていると思います。時代に対応しながら、『未来のあるべき姿』を常に念頭に置き、柔軟に変えて行く、変わって行くものと変えずにしっかりと自分自身の中に持ち続けるもの『不易流行』を胸にし、我が国の科学技術・イノベーション創出を担う研究活動に日々邁進してください」とあいさつ。次世代を担う若手研究者らを激励しました。
 その後、本事業のキャリア面でのメンターを務める本学教育推進機構の町田尚史准教授から今後の予定やキャリアサポートの情報などの紹介が行われた後、認定者は3グループに分かれ、車座での意見交換会を開催。大塚特任教授、町田准教授、佐藤副理事・副学長のファシリテートのもと、那須学長も輪に加わって、各自が自分自身や研究について1分間でプレゼンテーションする「フラッシュ・トーク」を実施し、互いの交流を深めました。
 本学は修士課程から博士後期課程に進学する優秀な人材の確保や将来の我が国の科学技術・イノベーション創出を担う博士後期課程学生の処遇向上とキャリアパスの支援を、全学的な戦略の下で一体として実施します。今後も地域中核・特色ある研究大学である岡山大学における研究・イノベーション人材育成と輩出にご期待ください。

【本件問い合わせ先】
研究協力部研究協力課(OUフェローシップ事務局)
TEL:086-251-8462
E-mail:ou-fellowship◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※@を◎に置き換えています。
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/kenkyusha/ou-fellowship/

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