国立大学法人 岡山大学

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令和5年度「ダイバーシティ&インクルージョンデイズ/Diversity and Inclusion Awareness Days」を開催

2023年12月07日

 ダイバーシティ推進本部では、本学におけるダイバーシティ&インクルージョン(D&I)を推進するため、11月に「ダイバーシティ&インクルージョンデイズ/Diversity and Inclusion Awareness Days」を開催し、D&Iに関する取り組みやさまざまな情報発信を行いました。
 D&Iデイズの取り組みとして、11月10日に、教職員・学生を対象としたボッチャ大会を開催し、学生16人、グッドジョブセンター職員を含む職員36人、計52人が選手として参加しました。ボッチャはパラスポーツの一つで、ジャックボールと呼ばれる白い球に各チームの持ち球を転がしてより近づけるというシンプルなルールのスポーツです。各チームとも、持ち球をいかにジャックボールに近づけるか作戦を立てながら、レベルの高い白熱した試合が繰り広げられました。試合結果は、学生チームの「5401」が見事全勝優勝を果たし、本大会のアドバイザーである学術研究院教育学域(保健体育)の髙岡敦史准教授から賞状が授与されました。
 また、11月29日には、岡山外語学院の中島正恵氏、佐藤恭子氏を招き、「やさしい日本語研修」を開催しました。「やさしい日本語」は、簡易な表現を用いる、ふりがなを振る、文の構造を簡単にするなどして、わかりやすくした日本語です。日本語に不慣れな人に情報をより伝わりやすくするために考案されたものですが、日本語を母語としない人だけでなく、子どもや高齢者、障がい者、また、異業種の方とのコミュニケーションを円滑に行うためのツールとして現在では広く使われています。研修では、まず、日本では「空気を読む」ことが求められるため、言語化されていないルールがたくさん存在していること、また、日本語には曖昧な表現が多いという文化的背景が紹介されました。その上で、話をするときに、相手にわかりやすく、正確に言いたいことを日本語で伝えるためには、どういった点に気をつければよいか、そのコツを教わり、参加者は熱心に聴講しました。研修後のアンケートでは、「やさしい日本語は、外国人はもちろん、子どもに話すときにも大変有効だと思った」、「仕事柄、留学生と話すことが多く、やさしいと思っていながら、難しい言葉をゆっくり話していたことに気づきました」などの感想が寄せられました。
 さらに、11月の1か月間を通して、全教職員を対象としたオンライン研修「無意識の思い込み~アンコンシャス・バイアスとは~」を実施し、合計1254人の教職員が受講しました。受講者からは、「自分の無意識の思い込みに気づくことができて良かった」、「無意識に相手を不快にさせることがないよう自分の言動を見直すきっかけとなった」といった感想が寄せられました。まずは、一人ひとりが、無意識に思い込んでいることや偏ったものの見方をしている一面があることに気づくことが、多様性を認め合う社会の実現に向けての第一歩です。本学は、今後もD&I推進に対する意識を高め、互いの価値を尊重し合うことのできる組織づくりを進めていきます。

〇D&Iデイズのその他の取り組みについては、ダイバーシティ推進本部HP をご覧ください。

【本件問合せ先】
総務・企画部人事課ダイバーシティ推進室
TEL:086-251-7303

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