国立大学法人 岡山大学

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岡山大病院の遠西大輔研究教授がAMED「令和6年度革新的がん医療実用化研究事業」に採択

2024年04月15日

 岡山大学病院ゲノム医療総合推進センターの遠西大輔研究教授が、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「令和6年度革新的がん医療実用化研究事業」(一次公募)に採択され、2024年3月22日にAMEDホームページに公開されました。
 同事業は、研究成果を確実に医療現場に届けるため、主に応用領域後半から臨床研究領域において、革新的な診断・治療等、がん医療の実用化を目指した研究を強力に推進します。そして、がんの本態解明からこれに基づく革新的な治療薬や診断・予防のためのバイオマーカーなどの開発・実用化を目的とした研究の加速化を目指します。
 今回、遠西研究教授は本事業の「がんの組織・生体内ネットワークの理解に基づく医療シーズの開発研究」の区分において、「CAR-T細胞療法抵抗性・耐性におけるリンパ腫組織内細胞間クロストークの時空間的解明と新規治療開発」という題目のもと申請。申請があった23件の中から採択2件のひとつに選ばれました。令和6~8年度までの期間、研究チームを率いることになります。
 今回の採択を受けて遠西研究教授は「CAR-T細胞療法という最先端のがん治療の効果を、最大限に増幅させる新たな治療法を開発し、岡山大学から世界に発信したい」とコメント。3年間の研究活動に意欲を見せました。
 本学では研究分野における「最重点研究分野」を定めており、そのひとつにヘルスケア分野があります。また本学が採択を受けている文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(実施主体:日本学術振興会)でも社会変革を起こし、ウェルビーイングの向上等を戦略的に進めています。さらに遠西研究教授は、2021年度に国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「創発的研究支援事業」にも採択されており、本学の最重点研究分野を精力的に牽引する秀逸な若手研究者を代表するひとりです。どうぞ遠西研究教授と地域中核・特色ある研究大学:岡山大学の取り組みにご期待ください。


【本件問い合わせ先】
岡山大学病院 ゲノム医療総合推進センター 研究教授 遠西大輔
TEL:086-235-7414
E-mail:daisukeennishi◎okayama-u.ac.jp
    ※@を◎に置きかえています。
 岡山大学病院ゲノム医療総合推進センターHP

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