本学技術統括監理本部を構成する組織のひとつである総合技術部は、11月24日に学び館「サエスタ」(和気郡和気町)で開催された「第3回和気科学フェスティバル」に出展しました。
同フェスティバルは株式会社中国銀行和気支店の主催のもと、和気町と和気町教育委員会が後援し、今年で3回目の開催となります。総合技術部は、第1回から参加しています。
午前は、岡山理科大学の石垣忍特担教授による「ゴビ砂漠 恐竜調査最新報告~恐竜はこうして掘る~」と題した講演が行われました。午後からは、総合技術部の出前実験教室を開催。同部の技術職員だけでなく、岡山県立和気閑谷高等学校の生徒4人もボランティアとして参加し、参加者の子どもたちが楽しく安全に科学に触れられるよう協力してくれました。
出前実験教室は、昨年に引き続き「万華鏡を作ろう!」と「入浴剤を作ろう!」の2テーマ、それに今回から新たな「星箱を作ろう!」と「ストローとゴムで作ってみよう!」の2テーマを併せて、合計4テーマで実施しました。
「星箱を作ろう!」は、中に仕込んだLEDで側面の惑星の写真が光って見える箱を作りました。部屋を暗くすると本物のように光って見え、参加した子どもたちの歓声があがっていました。
「ストローとゴムで作ってみよう!」では、4~5㎝に切ったストローと輪ゴムを使って多面体を作りました。子どもたちは好きな色のストローを組み合わせて、黙々と形を作りあげていました。時間内であれば全てのテーマを体験することができ、参加した子どもたちは家族や友だちと相談しながら思い思いにブースを回り自分だけの作品を作っていました。
「星箱を作ろう!」のテーマを担当した藤原貴生技術専門職員は「子どもたちが工作しているときに、ちょっとしたこつなどを助言しました。体験を通して子どもたちが学習できるのは、総合技術部らしくていいなと思いました」とコメントしました。
今回の開催について総合技術部本部長を務める佐藤法仁副理事(研究・産学共創総括担当)・副学長(学事担当)・上級URAは「本フェスティバルには第1回から参加させていただいており、私たち総合技術部が地域とともにフェスティバルの歴史を作り上げられていることをうれしく思っています。ものづくりの楽しさ、科学への興味、そして人との触れ合いなどの中での成長など、参加する子どもたちの人材育成に関わるうれしさは、技術職員のモチベーションアップなどにも大きく寄与すると思います。引き続き、地域の中核である研究大学として、活動をしっかりと進めていきたいと思います」とコメントしました。
総合技術部の地域貢献・科学啓発活動は、本学工学部との共催で実施しており、学内だけに限らず、学外のイベントなどさまざまな場面で共催しています。特に次世代を担う子どもたちが楽しく科学に触れ、科学をより身近に感じることのできるテーマを精力的に実施しています。今後も地域中核・特色ある研究大学:岡山大学と総合技術部の技術職員らの活動にご期待ください。
<参考>
・工学部創造工学センターが「第1回和気科学フェスティバル」に出展
・総合技術部が「第2回和気科学フェスティバル」に出展
【本件問い合わせ先】
岡山大学総合技術部 出前実験ワーキンググループ
E-mail : tech-demae◎okayama-u.ac.jp
※◎を@に置き換えてください。
総合技術部HP
総合技術部が「第3回和気科学フェスティバル」に出展
2024年11月29日