1月20、21日に、公益財団法人本田財団(※1)の「Y-E-S(Young Engineer and Scientist's)奨励賞」(※2)の受賞者13人が、日本の科学技術への知見を深める研修のため来日し、その一環で本学を訪問しました。
1月20日は、本学共育共創コモンズでの留学説明会、ナカシマプロペラ株式会社及び帝人ナカシマメディカル株式会社の上道工場見学、那須保友学長を含む本学関係者との懇親会などを行いました。留学説明会では、本学の留学生が、自身の学校生活の体験を交え、日本留学の魅力を説明しました。受賞者からは、研究室やインターンシップの話題を中心に次々と質問がありました。また、工場見学や懇親会には、受賞者と同じ国籍の本学留学生も参加し、学生同士の交流を通じて、具体的な日本留学のイメージを深める貴重な機会となった様子でした。
1月21日には、狩野光伸副理事(SDGs・ダイバーシティ&インクルージョン担当)による模擬講義を行いました。狩野副理事は、「実際に見聞きし、疑問を持って、それを原動力にしてほしい」と述べ、「疑問を自分の中に隠してしまうとすぐに忘れてしまうが、口に出して質問すると一生覚えておけるかもしれない。ぜひ、遠慮なく質問してください」と強調しました。受賞者からは、講義内容や、好奇心に基づく単純な疑問を研究課題へと発展させる方法など、幅広い質問が寄せられました。
本学は、今後も岡山大学の魅力を国内外へ広く発信し、本学への入学や留学の促進、さらなる人的・学術交流の拡大を目指していきます。
※1 公益財団法人 本田財団
本田技研工業の創業者である本田宗一郎と、その弟・弁二郎の寄付金によって、1977年12月に設立。技術革新と経済成長によって生じたさまざまな課題解決のため、「自然環境」や「人間社会」との調和ある科学技術の発展を願い、「人間性あふれる文明の創造に寄与する」ことを目的とした活動を展開。具体的には、本田賞の贈呈、国際シンポジウム&懇談会の開催、Y-E-Sプログラムの実施などを行っている。
※2 Y-E-S(Young Engineer and Scientist's)奨励賞
科学技術分野における将来のリーダーを育成することを目的として始まった奨励制度で、当該分野で優秀な成績を納め、より高いレベルを目指す学生に授与される。対象国は、ベトナム(2006年開始)、インド(2007年開始)から始まり、現在はラオス(2008年開始)、カンボジア(2008年開始)、ミャンマー(2014年開始)、バングラデシュ(2019年開始)の4カ国で実施している。
【本件問い合わせ先】
岡山大学 SDGs推進本部
研究・イノベーション共創管理統括部 社会共創課
TEL:086-251-8491
国際部国際企画課
TEL:086-251-7036
本田財団「Y-E-S(Young Engineer and Scientist's)奨励賞」の受賞者が岡山大学を訪問!
2025年02月05日