本学は4月24日、「2025年度岡山大学次世代研究者挑戦的研究プログラム(OU-SPRING)認定証授与式」を本学津島キャンパスの創立五十周年記念館で行いました。
OU-SPRINGは、大学院博士課程在籍者を対象にした支援であり、認定者に対して研究費(年間40万円)・生活費相当の研究奨励費(年間220万円)を支給するとともに、本学独自の「若手研究者育成支援パッケージ」のもと、さまざまな取り組みで研究力向上とキャリアパスの確保などを支援する制度です。
JST「次世代研究者挑戦的研究プログラム」に本学の「高度な知識と未来思考で社会変革を導く博士人材育成プログラム(OU-SPRING)」が採択されたことを受け、2024年度より「岡山大学次世代研究者挑戦的研究プログラム(OU-SPRING)」として運用しています。今回の2025(令和7)年度分の認定者については、昨年9月に募集し、書面審査および面接審査の結果、応募者延べ82人の中から39人を選定しました。
授与式は、本事業統括支援である研究・イノベーション共創機構の大塚愛二特任教授の司会のもと行われ、那須保友学長が「皆さんは今⽇、この⽇を迎えるまでにさまざまな決断や選択をされてきました。大学院での研究生活は楽しいことばかりではありませんが、とにかく行動を起こして進んでください。その先に⾃分が本当にやりたいことや夢が見えてきます。皆さんを全力でサポートしていきますので頑張ってください」とあいさつしました。その後、佐藤法仁副理事・副学長・上級URAからも本事業制度の概要説明とともにエールがおくられました。
認定証の授与では、本事業統括である菅誠治教学担当理事・上席副学長から認定者の氏名が読み上げられ、那須学長から代表者に認定証が授与されました。菅理事は、「本学では大学院博士後期・博士課程の学生の皆さんを学生ではなく、研究者の一員とみなし、挑戦的研究に取り組めるように研究環境を整備しています。OU-SPRING生として選ばれたという自覚と責任をもって対応してください。皆さんが在学中に研究に集中し、卒業後も社会で幅広く活躍できる人材となれるよう全力で応援します」とあいさつし、次世代を担う若手研究者らを激励しました。
その後、研究系メンターとキャリアメンターの紹介が行われました。本学では、OU-SPRING生にキャリア支援および研究活動の両面をしっかりサポートするため研究系・キャリア系双方のメンターを配置し、研究統括メンターを大塚愛二特任教授が、キャリア統括メンターを教育推進機構の町田尚史准教授が務めています。
授与式終了後には、交流会を実施しました。OU-SPRINGの同窓会コミュニティであるOU-BRIDGEの運営メンバーがファシリテーターを務め、メンバーからOU-BRIDGEの説明が行われた後、認定者が4グループに分かれ、車座で自己紹介や意見交換を行いました。各自が自分自身や研究について1分間でプレゼンテーションする「フラッシュ・トーク」を行い、交流を深めました。
本学は修士課程から博士後期課程に進学する優秀な人材の確保や将来の我が国の科学技術・イノベーション創出を担う博士後期課程学生の処遇向上とキャリアパスの支援を、全学的な戦略の下で一体として実施します。今後も地域中核・特色ある研究大学である岡山大学における研究・イノベーション人材育成と輩出にご期待ください。
【本件問い合わせ先】
研究・イノベーション共創管理統括部研究協力課(OU-SPRING事務局)
TEL:086-251-8462
E-mail:ou-fellowship◎adm.okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています。
OU-SPRING:HP
2025年度次世代研究者挑戦的研究プログラム「OU-SPRING」採択者に認定証を授与
2025年05月07日