本学は、異分野融合と拠点形成を目指し発足した「微生物エクスプローラーズ」(注1)の第3回ミーティングを、4月21日に資源植物科学研究所(倉敷市)にて開催しました。第2回(注2)に続きハイブリッド開催とした第3回では、いずれも学術研究院先鋭研究領域(資源植物)の、谷明生准教授が「植物共生メタノール資化性細菌の生態と植物研フィールドフローラ研究チームの紹介」、小澤真一郎准教授が「微細藻類の緑藻クラミドモナスを使った光合成研究」、植木尚子准教授が「赤潮原因藻ヘテロシグマ生態生理を支える分子機構の解明を目指して」と3つの話題を提供し、参加者とディスカッションを行いました。ミーティング後には資源植物科学研究所内の実験室見学を行った後、同じく所内の孫三郎ラウンジにて交流会を開催し、研究者同士の相互理解を深めるとともに、異分野間での対話のきっかけとなりました。
次回第4回は6月23日午後3時半より、鹿田キャンパス内、基礎研究棟1階大学院セミナー室にて開催予定です(注3)。今後の活動にご注目ください。
注1:設立趣旨:本活動の目的は、微生物を研究対象とする学内の研究者の交流を促進し、新たな共同研究や学問分野の創設に繋げることです。「微生物」をテーマにすることで、幅広い研究者が気軽に参加、交流できるサロンのような場の形成をめざします。本活動を通じて、微生物研究に共通する機器や手法を共有するだけでなく、異分野交流からあらたな研究が創発する事を期待しています。さらにこの活動を、学内外の予算獲得による高額共通機器の購入や研究拠点の形成、人財確保にもつなげ、学内の微生物研究の基盤強化をめざします。
注2: 異分野融合と拠点形成を志向した「微生物エクスプローラーズ」第2回ミーティングを開催
注3:
講演1 大原直也 先生「抗酸菌の葉酸代謝とメチオニン代謝をめぐる話題」
講演2 本田知之 先生「内在性ウイルス - 味方か?敵か?」
講演3 高原政宏 先生「消化器疾患と細菌について」
続いて「交流会」も鹿田キャンパス内にて開催予定です。
【本件問い合わせ先】
岡山大学 研究・イノベーション共創機構
主任URA 畑中耕治
Email: koji.hatanaka◎okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています。
異分野融合と拠点形成を志向した「微生物エクスプローラーズ」第3回 ミーティングを開催
2025年05月08日